幽霊小判

劇場公開日:

解説

「浮かれ三度笠」の松村正温の脚本を、新人第一回の井上昭が監督した推理時代劇。井上監督は、溝口健二・森一生に師事した。撮影も新人の本田平三。

1960年製作/76分/日本
配給:大映
劇場公開日:1960年4月6日

ストーリー

漁師の娘おふじは、ふとした縁で江戸の廻漕問屋相模屋庄吉に見染められ祝言の式を挙げることになった。だが、祝言当夜取引先に送った五万両が紛失、庄吉は変死体となって発見された。と、涙にくれるおふじの前に庄吉と名のる男が現われた。男は、陽気のせいでおふじの頭の具合が悪くなりましてと平然と言うのだ。おふじは目明しの六助、やん八に助けを求めた。伊豆代官所与力・鳴海左平次も事件の探索を始めた。おふじは江戸にいる庄吉の妹お咲を生証人に呼んだ。が、お咲は庄吉と名のる男を兄と呼んだ。左平次らは庄吉の墓をあばくため、当の男やおふじを同道、菩提寺におもむいた。棺を掘り起すと、「庄吉殺害の犯人は--」と書かれた紙片があった。六助が空井戸といわれた菩提寺の裏井戸に水が満ち、千両箱がかくされているのを発見いつのまにか姿を見せた謎の男が助けの綱を井戸の中へ垂らそうとした。その刹那、左平次の白刄が襲った。暗闇にはおふじが。すべては左平次とおふじの仕組んだ芝居だったのだ。庄吉と名のる男は役人で、ほんとうの庄吉は死んではいなかったのである。

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