めくらのお市 みだれ笠

劇場公開日:

解説

棚下照生の原作を、「女めくら 花と牙」の直居鉄哉と服部佳のコンビが脚色し、「猛烈社員 スリゴマ忍法」の市村泰一が監督したシリーズ第三作。撮影は「海はふりむかない」の小杉正雄が担当した。

1969年製作/88分/日本
原題:Watch Out,Crimson Bat!
配給:松竹
劇場公開日:1969年10月1日

ストーリー

"めくらのお市"は、ある日、瀕死の若者から、新火薬製法の巻物を、蘭学者・室伏鉄斎に届けるよう託された。この巻物をめぐって、次々と刺客がお市を襲い、さすがのお市も、ふとした油断から、浪人・榊弦之介に巻物を奪われてしまった。巻物を捜す道中、お市は、南蛮お玉のだまし打ちにあい、崖から転落。死に直面したお市を救ったのは弦之介だった。彼は、お市の尋ねる鉄斎の弟子だった。弦之介の介抱で回復したお市は、彼と共に鉄斎の住む野洲めざして出発した。野州太田原藩では、悪家老・相馬主水正の圧政で、領民たちは苦しんでいた。鉄斎は、主水正に捕えられ、幽閉されていた。弦之介はかつての許婚の鉄斎の娘・琴江から、これを聞き、単身、恩師救出に向かった。しかし、不気味な用心棒・左近の妖剣のため捕えられた。彼が、まさに処刑されんとした時、騎馬武者姿のお市が駈け込んだ。お市の仕込み杖は冴え、加えて、左近も、お市側に寝返った。逃げ惑った主水正は、地雷に触れ、吹き飛んだ。巻物は鉄斎の手に戻った。お市は、また、秋風の中にあてのない旅に出た。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.03作目だったのか・・・

2020年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 巻物は新火薬製法の秘伝を記したもの。それにしても途中の過程が省略されすぎ。半次(佐藤蛾次郎)とおみよが捕まって巻物と交換!なんて、どこをどうしたらこんな展開になるのやら。まぁ、その辺りは四十七士の名前を書いた巻物で笑わせてくれたからいいのか・・・

 盲目のわりに、化粧はしてるし服も綺麗すぎる。汚い座頭市とは好対照だ。結構面白いプロットではあるが、詰め込み過ぎのため説明不足。最後に敵に雇われた用心棒が味方につくってのはいいんだけど、カルトすぎる映画だと思う。

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kossy
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