夜の歌謡シリーズ 港町ブルース

劇場公開日:

解説

「妾二十一人 ど助平一代」の成澤昌茂がシナリオを執筆し、「夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース」の鷹森立一が監督した歌謡シリーズ第六作。撮影は中島芳男が担当した。

1969年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年7月8日

ストーリー

和泉りん子は、野呂貿易社長野呂善之助の世話を受け秘書をしていた。野呂の一人息子勝行は、彼女が父の妾であることを知って一旦は失望したが、つのる想いは彼女に求婚させずにはおかなかった。だが、りん子は祖母の小料理屋で知合った船員姿の城戸に心を奪われてしまった。船員を父に持ち、横浜に育った彼女にとって、船員は憧れの的だった。数日後、りん子は新宿のゴーゴー喫茶でアフリカへ出航したはずの俊夫と再会した。俊夫は船員ではなく、自動車のセールスマンだった。りん子は、俊夫から船員小川を紹介され、だまされたうっぷんを情事で晴らそうとしたがなぜか味けないものだった。その頃、俊夫はりん子の友人チヤ子を誘惑し、野呂も富美子に熱を上げていた。りん子の脳裡に二人への復讐心が湧いたのは、そんな折だった。りん子は勝行からの結婚申込みを承諾し、勝行は、父の浮気を母に黙っているとの条件をのんで、結婚を許された。しかし、もともと俊夫に心を寄せるりん子は、花嫁衣裳のまま結婚式場をとびだしてしまった。それから二日後、りん子は俊夫と会った。俊夫は間もなく外国へ転任するという。二人は最後の情事を結んだ。その夜、勝行がりん子を連戻しに来た。しかし、りん子の決意は固く、「私は一人で生きぬくわ…」と二人に言い放った。

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