夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース

劇場公開日:

解説

「尼くずれ」の舟橋和郎がシナリオを執筆し、「(秘)トルコ風呂」の村山新治が監督した夜の歌謡シリーズ第四作。撮影は「荒野の渡世人」の星島一郎が担当した。

1968年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1968年12月7日

ストーリー

宮田は、バーやキャバレー新開店の諸準備を請負うオープン屋をしていた。土地成金の大倉は、宮田に千五百万円でバー開店を依頼した。ただし、ママになる女を二号にしたいとの条件つきだった。二つ返事で引受けた宮田は伊勢佐木町裏のバーを買収し、酒場のホステスれい子を強引に口説き落とした。バー「れい子」の開店日は大盛況だった。その日、大倉は希望に胸ふくらませてれい子を誘惑した。だが、二号話を聞かされていなかったれい子に、にべもなく断られてしまった。怒りを心頭に発した大倉は、愚連隊を雇い、宮田に迫った。宮田は、いつもの調子よさで、自分に熱を上げているホステスの房子を、ホテルに待たせてある大倉に送った。その夜宮田は、刑務所から出たばかりの竹村がれい子と情事にふけっているのを見て愕然とした。竹村は、れい子をヒモとして、ふたたび昔の生活を始めようとしていた。宮田は、れい子が自分には欠かせぬ女であることを悟った。竹村は二百万円の代償を請求した。金策に困った宮田は、女実業家笹井に委託されたクラブのオープンを引受け、ママにれい子を推薦した。だが、れい子引抜きを怒った大倉が、宮田の行手に待っていた。愚連隊に襲われ、二百万円を奪われた宮田の話を聞いた竹村は、大倉から金を取戻した。しかし、そこにはれい子をふたたび大倉のバーに戻すという契約がなされていた。房子からこの話を聞いた宮田は、れい子をバーテン小滝に預けると竹村と対決した。この事件により竹村は刑務所に逆戻り、宮田は大倉に二百万円を渡し、れい子の移籍を了承させた。宮田とれい子の間の障害は消えさった。だが、れい子は小滝との結婚を打明けるのだった。宮田を慕い、彼のために大倉に身を任せた房子の献身が、れい子に全てを諦めさせたのだ。それから間もなく、泥酔した宮田と寄添う房子の姿が波止場に消えていった。

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