赤道を駈ける男

劇場公開日:

解説

小林旭の主宰するアロー・エンタープライズの第一回作品。「男の挑戦(1968)」の才賀明と「花の恋人たち」の斉藤武市が共同でシナリオを執筆し、斉藤武市が監督したアクションもの。撮影はコンビ。山崎善弘

1968年製作/103分/日本
原題:Diamond of the Andes
配給:日活
劇場公開日:1968年4月28日

ストーリー

伊吹二郎は、フィアンセの伶子のためにヤクザから足を洗おうとしていた。その最後の取り引きに出かけた二郎は、時価数億円のダイヤもろとも、ボス佐伯の拳銃でモーターボートを吹き飛ばされてしまった。五年後のブラジル。二郎は間一髪で助かり、名を変えてフェリーボートの操舵手をしていた。そんな時、大ボス岸田の妻になった伶子が、ブラジルに現われた。岸田はリオのボス・ペトロと麻薬の取り引きのため来たのだ。また、岸田をつけて、宗方刑事もリオに来ていた。二郎は自分が足を洗う時、力になってくれた宗方に会ったが、自分は伊吹ではない、とつっぱねるのだった。ある日、二郎はフェリーボート会社が、ペトロに乗っ取られることを、社長の娘マリーアから聞いて驚いた。ペテロと話をつけるべく事務所を訪ねた二郎は、そこで伶子と会ったのだ。憤然とした二郎だったが、素知らぬ顔を装った。一方、岸田は二郎の正体を見破り、日本から佐伯を呼んだ。やがて二郎は、佐伯と、かつての部下だった殺し屋政につけ狙われる身になった。佐伯は二郎がダイヤを持っていると思っていたのだ。また伶子は、二郎への想いが断ち切れず、秘かに会った。そんな伶子を前に、二郎も素知らぬ顔は出来なかった。やがて、リオにカーニバルの日がやって来た。警察が手薄になるその日を狙って、ペトロと岸田は沖合の船で麻薬の取り引きを行なった。だが、狡猾な佐伯は、岸田を裏切り、麻薬を一人占めにしたのだ。そこへ、伶子からの知らせで二郎が現われた。激しい拳銃戦の中で、岸田が倒れ、佐伯が倒れたが二郎は政とペトロに伶子を人質にされ、危機に陥ってしまった。だが、二郎は宗方とリオ警察の楊刑事に無事、救出され、ギャング団は一網打尽にされたのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0シリア・ポールが美人

2021年10月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

小林旭の若い頃が劇団ひとりに似すぎている

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シネマんディアス泉本

2.0ほとんどブラジルロケ

2021年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

足を洗おうとしたヤクザ(小林旭)が、最後の仕事でリオでダイヤ取引中に殺されてしまう。
5年後、よく知っている刑事(丹波哲郎)が、雑誌で主人公の写真を見つけ、リオに飛ぶ。
リオの名所やイグアスの滝、もちろんカーニバルシーンもたっぷり、丹波哲郎と若林映子を観ていると、ボンド映画かも、なんて思うわけはない。

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