ひょっこりひょうたん島

劇場公開日:

解説

井上ひさしと山元護久が共同でシナリオを執筆し、「少年ジャックと魔法使い」の薮下泰司が監督したテレビ人形劇の動画化作品。撮影は「サイボーグ009」の平尾三喜。

1967年製作/61分/日本
原題:The Madcap Island
配給:東映
劇場公開日:1967年7月21日

ストーリー

ある日、火山の噴火が原因で、岬の陸地がちぎれ、海に向って走り始めた。これがひょうたん島で、住民は自称初代大統領のドン・ガバチョを始めサンデー先生、博士、マリー、チャッピ、テケ、ダンプ、ライオン、元ギャングのダンディ、海賊トラヒゲ、キッド坊やなどである。大海原を漂流しつづけたひょうたん島は、ある日のこと、ブルドキア王国の近くに来た。これは犬の国で、人間から独立を宣言した犬たちが住んでいたため、早速ひょうたん島の住民はブルドキア国の攻撃にあう破目になった。話せば分る、と外交ルートから事件を解決しようとしたガバチョは逆に捕われの身となる始末だった。一方、戦車隊を率いてひょうたん島に乗り込んだピッツ長官は、島に五頭の馬しか発見出来ず、それを戦利品に引き上げた。しかし、それは頭の良い博士の案で一同が馬に化けたものだった。夜になって島民一同はゲリラ作戦を開始し、首尾よくガバチョ救出に成功したのである。一方、それと気づいたピッツ長官はひょうたん島に猛烈な砲撃を加えてきた。ガバチョやダンディたちの応戦も、猛攻の前には押されぎみだった。そこで、博士は犬がノミに弱いことを思いつき、ライオンの身体から一千匹のノミと一千個のノミの卵を採取すると、それをピッツ軍陣地に射ち込んだ。これにはピッツ軍もたまらず、遂に降参の白旗を上げざるを得なかった。しかし、ピッツ長官だけは、人間に降伏するのを潔しとせず、最後まで抵抗をつづけ、ついにダンディとの決闘に敗れ去った。こうしてブルドキア国からの攻撃を逃れたひょうたん島は、住民たちを乗せて、再び漂流をつづけていった。

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