青春大統領

劇場公開日:

解説

池田淳と吉田喜昭の原案を、「マカオの竜」の江崎実生と銭谷功が共同でシナリオを執筆、江崎実生が監督したアクションもの。撮影は「黒い賭博師 ダイスで殺せ」の横山実。

1966年製作/93分/日本
配給:日活
劇場公開日:1966年4月27日

ストーリー

日本貿易振興会シドニー出張所の峰岡鷹志は、休暇中のところを、同僚の大山に呼び返され日本にたちもどった。大学時代の親友である大村物産社長の大村が日本に入港した、太洋丸の積荷である薬品ソルピチンと共に、姿を消してしまったというのだ。そして、このソルピチンは臨床実験の結果、有害なことが解ったのだ。鷹志は親友の大村の身に、異変が起ったのを感じとり、調査にのりだした。そこでまず、鷹志は、大村物産を訪れた。そこで鷹志は、大学時代の後輩の京子に再会した。鷹志は京子と大村が恋仲にあると信じきっていたが、実は京子は、鷹志に激しい恋情を燃やしていたのだった。今の京子の職業は売出し中のジャニーズのマネージャーであった。京子からジャニーズの面々を紹介された鷹志は、彼らから、大村が東洋不動産にいたことを聞きだした。東洋不動産に確かに大村は居た。だが鷹志の姿をみると、大村はまた姿をくらましてしまった。そこで鷹志は、やはり大村を追う日本通信社の水野という男を知った。水野は、鷹志に、最近東南アジアの動乱地に、大量の銃器や不良薬品が出廻っていること、そして大村が、それに関係して、ソルピチンを密輸出しているのではないかということを話した。これを機に鷹志と、彼を応援するジャニーズらの活躍が始り、ソルピチンを国外に持出そうとした、東洋不動産の花井、卜部らの計画は失敗に終った。怒った彼らの黒幕である黒田は、彼らを裏切った大村の仕末と、その大村に預けてあった、宝石南十字星の奪還を卜部らに命じた。一方鷹志は、各地を渡り歩くジャニーズの情報で大村がシドニーにいることをつきとめた。が、大村は、すでに事故死していた。しかし、鷹志は大村の死が、黒田らの仕業であるとにらむと、晴れのフェスティバルに出場するジャニーズと別れて、黒田に再び対決すべく、一人日本に向った。

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