早射ちジョー 砂丘の決斗

劇場公開日:

解説

「若い港」の柳瀬観と「探偵事務所23 銭と女に弱い男」の山中耕人が共同で脚色、柳瀬観が監督したアクションもの、撮影は「さすらいの賭博師」の岩佐一泉。

1964年製作/91分/日本
配給:日活
劇場公開日:1964年10月11日

ストーリー

ある夜、六本木のクラブから水野組の組長水野が、幹部の松下とともに連れ去られ、貸物船の上で惨殺された。殺したのは、マフィア団日本支部と名乗る殺し屋広瀬、矢島、それに拳銃の名手黒川だ。それから数日、関東刑務所から、早射ちのジョーこと、岡崎錠次が出所した。ジョーは、出向えの矢島に連れられ、広瀬の邸宅に入った。ジョーと広瀬は親しげに手を握り合った。彼らは、警察大学の同窓生だった。が、ともに過失で免官となり、暗黒街に身を投じていたのだった。しかし黒川は、ジョーが拳銃の使い手だと解ると、激しい敵意を燃やして挑戦してきた。が、黒川はジョーの敵ではなく、あえなく地面にはった。そんなある日ジョーは、ヤクを運ぶ用心棒として神戸にとんだ。そこでジョーは、マフィア団の幹部鬼頭に出会った。鬼頭は、ジョーの腕前にほれてジョーを直属の部下とした。その夜遅く、黒川と矢島は、彼らの後をつけまわす特別犯罪調査局の局員田中を襲った。それに気づいた、同局員0・3号が救出にかけつけたが、一瞬遅く田中は、黒川の兇弾に倒れた。黒川と矢島が去った後、田中の躯を前に涙を流す、0・3号と0・7号ことジョーの姿があった。ジョーも特別犯罪調査局員の一人だったのだ。ジョーと0・3号との連絡は活発になり、ついにマフィア団の根城、極東貿易は当局の手入れを受けた。一味は、瀬戸内海にいる日本支部長ミスターXのもとにかくれて、香港へ高飛びを計った。ジョーも単身瀬戸内海に乗りこんだ。しかしミスターXは部下の情報からジョーが警察のスパイであることを見抜き、無人の砂丘に連れ出し、矢島や黒川と決闘させた。死闘また死闘、ジョーは、広瀬の思わぬ助けを受けて、一味を全滅させた。が、広瀬はミスターXの兇弾を受けて死んでいった。

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