アスファルト・ガール

劇場公開日:

解説

「剣」の舟橋和郎がオリジナル・シナリオを執筆「末は博士か大臣か」の島耕二が監督、ミュージカルシーンをロッド・アレキサンダーが監督したミュージカル。撮影は「女が愛して憎むとき」の小原譲治。

1964年製作/88分/日本
原題:Asphalt Girl
配給:大映
劇場公開日:1964年4月18日

ストーリー

観光ガイド嬢エミ子は、他の仲間銀子、ヒロ子、朱実、れい子達の楽しそうな仕事の話題から一人離れて、坐っていた。エミ子はレディ気取でいつも仕事にあぶれるのだ。しかし、或る夜エミ子にお客がついた、星野というブラジル帰りの、コーヒー園を経営する青年紳士だ。星野は久し振りに帰国すると、友人に結婚を迫られ、とうとう恋人がいると断った。友人達に星野はその恋人を紹介するよう迫られると、公衆電話の中にあった“ガイド嬢紹介”のカードからエミ子に電話したのだった。しかし星野は一目で彼女の一美しさに魅せられてしまった。友人達に囲まれて乾杯の酒に酔ったエミ子は、星野に親切にされて、彼女も初めてバラ色の人生を迎えた。星野は、彼女をブラジルに連れて帰ろうと思ったが、彼女は自分の過去を記憶喪失性のせいにして、話そうとしなかった。が、ついに彼の誠意に負けて、ガード下で靴磨きをしていた昔を話した。しかし星野は、「昔のことは問題ではない、自分もコーヒー園が破産して、今は無一文だ」と告白した。感激したエミ子は、星野が乗って行く船に同乗することを約して、準備のため帰ったが、事務所ではボスがエミ子を部屋に閉じこめてしまった。ようやくの思いで埠頭に立った時、船は港を離れいてた。うなだれるエミ子を埠頭に立って待っていた星野がそっと抱いた。

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