現代金儲け物語

劇場公開日:

解説

「独立美人隊」の菅野昭彦がオリジナル・シナリオを執筆、「あらくれ荒野」の酒井辰雄が監督した風俗ドラマ。撮影は「「可否道」より なんじゃもんじゃ」の堂脇博。

1964年製作/89分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1964年2月1日

ストーリー

料亭“花月”の主人米造は、養子のうえに長い戦争のおかげで、留守中長女の巴絵、次女の恵子をかかえて“花月”を繁昌させた妻のかつには、頭があがらない。彼の慰めは、かつの目を盗んで競輪にゆき儲ける事と、バーのホステスひろみに会う時だけだ長女の巴絵は大阪で中国人の季のもとに嫁ぎ、“花月”をつぐのは次女の恵子だが、店の板前の留吉はこの恵子を秘に愛していた。しかし恵子は一向に店をつごうとしなかった。そんな所へ巴絵が夫婦喧嘩の末、帰って来た。かつは、これを機会に巴絵と店をがっちりやってゆこうと改築資金三百万をかけて工事にかかった。一人のけものにされた米造はおもしろくない。とうとうかつと喧嘩して、大阪の季の所に身を寄せた。姉の家出に気をもんだ恵子の粋な計いで巴絵の誤解もとけ姉夫婦は元のさやに納ったものの、又も米造だけが宙にういてしまった。そこへ丁度よい事件がもちあがった。工事をたのんだ安原が三百万もってドロンしたのだ。米造は、競輪で儲けた三百万の使い所と傷心のかつの前に、ポンと投げ出した。男まさりでも、そこは女、以来夫婦仲もよく、うまい料理を食べさせては、客を呼んでいる花月である。

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