温泉女中

劇場公開日:

解説

「温泉芸者」「温泉あんま」につぐ温泉もの第三作目。「すてきな16才」の高橋二三のオリジナルシナリオを「黒の死球」の瑞穂春海が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの中川芳久。

1963年製作/78分/日本
配給:大映
劇場公開日:1963年7月27日

ストーリー

ここ○久温泉旅館は、看板女中美代、女中頭お松、ウタ、富江等々、多士済々で客の接待に腕によりをかけている。美人で働きものの美代目当てに鼻下長族がつめかけてくるのも無理はない。ある日、お松の亭主すなわち番頭秋田の指令で、美代がお客を拾ってくると、何と○久旅館の若旦那幸一であった。サラリーマンをやめて母親お玉を助け、家を継ぐ覚悟で帰ってきたのだ。ところが、今度は第一線に出た幸一がキャッチしてきたお客が、美代の妹弓子である。縁談を嫌って田舎をとび出し、姉を頼ってきたとき幸一は弓子も女中として住み込むようはからってやった。幸一の堅物ぶりを心配したお玉は、見合写真を見せたり、秋田の進言で芸妓冷奴と浮気をさせようとするが、意外や浩一は嫁は女中たちの中から選ぶと宣言する。かくて、女中たちの間には一大センセーションがまきおこる。無邪気にはしゃいだり真剣に考え込んだりするうちに、美代は「甘い夢を信じちゃダメ、平凡な幸福をつかむのよ」と、自分にいい聞かすように訓した。だがやがて美代は妹と幸一が相思相愛の仲と知り、喜ぶと同時に何か淋しい気がするのであった。まもなく美代は、前から美代の好意で蒲団部屋に泊り込んでいたヘンな老人--実は日ノ本コンツェルンの会長的場数右衛門に見込まれ、養女になる身となった。「私もあなたに負けずに幸福になるわ」と弓子にいい残して、美代は老人といっしょに発っていった。

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