母をたずねて三千里（1980）のレビュー・感想・評価

TVシリーズの一部をクローズアップしてるのかと思ったら、
TVシリーズ初回～最終回のダイジェストだった。

当然ハショり過ぎであんまり面白くなかったが、
昔はこんなタイプの映画もあったのかというのが驚きだった。

2021年12月29日
映画 #母をたずねて三千里 (1980年)鑑賞

全52話を107分にギュッと濃縮させているので、ところどころ出会いと別れが続けざまにあったり慌ただしい感じ

お父さんは医者で、貧しい人のための無料の診療所を作ったため、その借金返済のためにお母さんが出稼ぎに行くはめになったとさ

52話もあるテレビ版を劇場用に1時間半にまとめたもの。
イタリアのマルコ少年が、アルゼンチンに出稼ぎに行った母を訪ねる有名な話で、高畑勲と宮崎駿が関わっている。
困難にぶつかったとき、助けてくれる人が現れ、自分も人助けする、という展開で、今でも泣かせる。

場面が急に飛ぶと思ったらテレビ放送の再編集なんですね。ちゃんと観たのは初めてだけど、なんとなくダイジェスト版を観ているような気分。良いお話だけどやっぱり毎週少しずつ展開することを前提に作られた作品を一つにつなげて劇場版に仕立てるのは難しかったと思う。