好色美容師 肉体の報酬

劇場公開日:

解説

セックスコンサルタント助手、麻羅夫のセックスに明け暮れる日々を描く。『漫画ボン』に連載中の中野ゆうの劇画『性愛美容術』の映画化で脚本は山本英明、監督は「出張トルコ また行きます」の藤浦敦、撮影は「泉大八の犯しっこ」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1979年製作/66分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年2月3日

ストーリー

セックスコンサルタント、佐根以久子の助手の麻羅夫は、ある日、いつものように以久子とお愉しみの最中に電話が入った。電話の主は、麻羅夫が上京した際、面倒を見てくれた美容院「エチュード」の女主人広子だった。麻羅夫は広子の店で働いているとき、彼女と関係し、それが広子の夫にバレて追いだされてしまったのである。広子の電話は借金苦の相談だった。今だに広子を愛している麻羅夫は、彼女のための金策に奔走した。中年太りの上流夫人から売り出し中の歌手まで相手にして、太陽が黄色に見えるほど頑張った。麻羅夫を追って田舎から広子の店に勤めに来た千恵の情報によると、広子は高利貸の銀助に、利子代りにその白い肉体をもてあそばれているとのことである。なんとか金を集めた麻羅夫は広子のもとに走るが意外にも広子は銀助と結婚するという。広子も女、銀助の巧みな愛撫に溺れてしまったのだ。おまけに、麻羅夫は以久子をほったらかしていたため、コンサルタントもクビになってしまった。傷心の麻羅夫を慰める千恵は、熟れ過ぎの女ばかりを相手にしてきた麻羅夫にはとても新鮮だった。そんな千恵も、麻羅夫によって初めての儀式を済ませ満足して田舎に帰ってしまう。麻羅夫は目的を失い、ぼんやりと雑踏を歩くだけだった……。

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