団地妻 ニュータウン禁猟区

劇場公開日:

解説

団地生活の淋しさから浮気のセックスに溺れていく人妻を描く。脚本は「春画」の西岡琢也、監督は「丸茂ジュンの痴女伝説」の西村昭五郎、撮影は「春情夢」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1984年製作/71分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年7月27日

ストーリー

とある団地に安田正夫和子の夫婦が引っ越して来た。正夫の実家から出て来た夫婦は新生活に希望を抱いていた。和子は同じ階段を使う石橋、谷、桜井の三人の主婦と親しくなる。数日後、三人に誘われ石橋の部屋に入った和子はそこでシロクロショーを見せられる。「ウラビデオも飽きたし……」と石橋は平然と話す。三人の主婦の乱れた生活に最初は嫌悪感を抱く和子だが、団地生活の寂しさに次第に親しくなっていく。さらに、スーパーの店員と桜井のセックス現場を見せられ、和子は悶々とした気分になるのだが、夫は徹夜麻雀といつわり、実は浮気していた。和子は寂しさをベランダで飼う鳩でまぎらわせていたが、苦情が出て、また誰かの嫌やがらせか一羽いなくなり、不安におののいた。さらに運悪く夫が出張にいってしまう。寂しさが絶頂に達した和子は三人にカラオケバーに誘われ、そこで見知らぬ女と肩を組む夫のビデオを見た。泥酔した和子は気が付くとタクシーに乗っており、隣りにいた見知らぬ男に犯されてしまう。自棄になった和子は花田という運転手を自ら誘った。そんなある日、夫が突然、出張から戻って来た。誰からか妻が浮気していると電話が入ったという。夫は和子の浮気を理由に愛人のもとに去っていく。和子の生活はすさみ、三人の主婦も白眼視するようになった。そんな時、和子は花田と再会する。花田は彼女と結婚を望んでいたが、和子はそんな気はなく、彼を利用しようとした。谷の部屋を訪ねた和子は花田に谷を犯させる。「鳩を殺したり、嫌がらせしたのはあなたネ!」と強姦される谷を冷やかに見下す和子。疲れ果てた和子は、もう誰も愛せない女になっていた。

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