劇場公開日 1982年3月20日

象のいない動物園のレビュー・感想・評価

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2.5フィルムで見た

2017年8月19日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

作品の内容はともかく、やはり痛みとモノラル音声の粗さが古い映画を観た気分にさせてくれた。
戦争による物資の不足から動物園の動物を薬殺しなければならない事は大人なら仕方ないと思うが、子どもには辛い選択に見えるだろう。
戦争とは象はおろか、国民すら養えない亡国の選択なのかもしれない。
特に日本などは戦前であの状態だから、現代で海外からの物資が滞る事態が起きれば、たちまち大変な事が起こりそうに思う。
戦後の復興を経て新たな象を迎えるラストが虚ろな平和に見えるが、平和であると言うことはそう言うものだと感じた。
世界が緊張しつつある今のご時世では受け入れられ難い作品ではあるが、子どもには人の命が損なわれる戦争を考える機会になると思う。
戦いの前に出来ることがある。その為に人間には知恵と言うものがあるのだから。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)