ローマの奇蹟

劇場公開日:

解説

ガブリエル・ガルシア・マルケスが自らの短編小説「マルガリート・ドゥアルテの長く幸福な生涯」を基に、監督のリサンドロ・ドウケ・ナランホと共同で脚本も書いた、“愛の不条理”シリーズの一作。撮影はマリオ・ガルシア・ホヤ、音楽はブラス・エミリオ・アテオルトゥアが担当。出演はフランク・ラミーレスほか。

1988年製作/90分/コロンビア・スペイン合作
原題:Milagro en Roma
配給:シネセゾン
劇場公開日:1991年2月9日

ストーリー

コロンビアの小さな町の裁判所判事マルガリート・ドゥアルテ(フランク・ラミーレス)はある日交通事故で7才の娘エベリアを失う。そして12年後、墓を掘り起こしてみると彼女は死んだ時そのままの愛らしい姿で横たわっていた。そのまま遺体を埋め直すようにという司教の指示にもかかわらず、町の人々は奇跡だと騒ぎ、父娘をローマに送り、法王にエベリアを聖者として認めてくれるよう頼むため寄付を集め始める。こうしてローマに向かったマルガリートだが、そこで官僚的で巨大なバチカン帝国の組織に突き当たる。さまざまな障害の中で、ついに警官が死体を埋葬するよう命令してきた。そこでマルガリートは娘に向かって、目をさませと言った。すると彼の身に再び奇跡が起こり、エベリアは生き返る。そして彼女はアイスクリームを求めて歩き出すのだった。

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