密告者(1937)

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解説

「旋律の殺人」「暗夜行路」のエドモンド・ロウが主演する映画で、エドガー・ウォーレス作の探偵小説をブライアン・ウォーレスが改作し、エドワード・O・バークマンが脚色し、「無敵艦隊」「米国の機密室」のウイリアム・K・ハワードが監督に当たり、「間諜」「描かれた人生」のジョルジュ・ペリナールが撮影した。助演は「男は神に非ず」のセバスチャン・ショウ、「来るべき世界」のアン・トッド、「無敵艦隊」のタマーラ・デスニ及びロバート・ニュートン、「鎧なき騎士」のアラン・ジース、「暁の翼」のスチュワート・ローム等の面々である。

1937年製作/イギリス
原題:Murder On Diamond Row

ストーリー

ロンドン警視庁のマーシャル部長は最近の宝石盗難事件を調査しているうちに、バーラバルの名が共犯者の嫌疑をかけられた者の中にあるのを知った。彼は以前腕利きの探偵だったが、今は飲酒に身を持ち崩しているので、その才能と人物を惜しんだ部長は、呼び寄せて意見すると同時に、最近の盗難事件の裏にある「密告者」を探すように命じた。その男は盗難品を二束三文の値段で買い集め、もし盗んだ者がそれに応じなければ直ちに当局へ密告するのだが、誰も彼の正体を知らなかった。落ちぶれているバーラバルに向かって或る新聞記者が、フランク・サットンの許へ行って仕事を貰えと教えた。彼は前科者を集めて正業に就かせている慈善家である。バーラバルはジョンと変名して彼の許へ行った。そこにはラリイという前科者がいて、ナイトクラブの歌姫タマラと恋に陥ち、真面目な仕事に這入ろうと心がけていたが、之が最後と決心して行った悪事が、又も「密告者」から当局に知れた。ラリイは復讐するために逮捕の手を脱れたまま姿を見せなかった。サットンには美しい婚約者キャロルがあったが、何時しか彼女はバーラバルを恋していた。或夜彼女の家で開かれた宴会に出席したバーラバルは、庭園でラリイの屍体を発見した。彼は殺人犯として逮捕され、彼の正体を知らぬサットンはジョンの前科を当局に知らせた。当局はサットンを訊問したが容易に証拠を握れなかった。遂にバーラバルは真暗な室にラリーの屍を置いてサットンを呼び入れた。さすがの彼も堪え切れず、彼が密告者でありラリイの殺害犯人である事を告白した。バーラバルとキャロルに幸福が訪れたのは云う迄もない。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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