「偉大すぎる大傑作」メトロポリス(1926) バンデラスさんの映画レビュー(感想・評価)

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5.0偉大すぎる大傑作

2021年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

萌える

度肝を抜かれた。これは異次元の大傑作ですね。1920年代に作られたとは信じられない。2021年の今に観ても未来都市の描写に全く違和感がない。近未来の様子を見事なまでに予言した衝撃的な作品だった。

そして、マリアの風貌をロボットにコピーする時の描写や、精神錯乱時の描写など、映像描写のセンスが独創的かつ天才的。全編に渡って超鮮烈なこの映像表現!所謂超芸術的な映像表現の連続で、SF映画の根源のような超先駆的な描写の数々に大興奮した。しかもその描写の一つ一つが隙のない完璧な完成度の高さなので、今尚SF映画の最高峰であると思う。原点であり既に頂点。SFどころかあらゆるジャンルの映画に多大な影響を与えていることが観て直ぐに分かった。凄く偉大な作品。

本作の素晴らしさを語る上でもう一つ挙げたいのがメッセージ性。上記に挙げた超芸術的な映像表現で何が描かれているかというと、権力者達の搾取や、労働者達の無知など、格差社会の問題。表面だけでなく、裏面にも意義のある凄み。ただ単に先駆的というだけでなく、芸術性、娯楽性、メッセージ性、三拍子が揃った正真正銘の大傑作だった。

このように、未来の様子をほぼ完璧に予言した想像力と、SF映画の元素を生み出した創造性と、その下にあるメッセージ性に脱帽。本作が無ければ今のSF映画は確実に無かった。映画史を語る上で絶対に無視することの出来ない歴史的な超重要作品だった。

本作を公開当時に観た人は、それまでに観たことのない超衝撃的な光景にぶっ飛んだか、時代を先駆け過ぎていて理解できなかったかのどちらかだと思う。現実世界が見事なまでに本作で描かれた近未来都市の様子に近づいて行っている現代に観た方が下手したら衝撃的なのかもしれない。いずれにせよ比類なき大傑作であることには変わりがない。異次元の大傑作だった。

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バンデラス
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