輪舞(1950)

劇場公開日:

解説

アルトゥール・シュニッツラーの戯曲『ラ・ロンド』の映画化一九五〇年作品。監督者マックス・オフュルス(在米時代「未知の女からの手紙」や「風雲児」あり)と「赤針嶽」のジャック・ナタンソンが協同脚色した。尚オフュルス監督には最近作「快楽」がある。撮影は「青髭」のクリスチャン・マトラ、音楽はオスカー・シュトラウスの担当である。登場人物が一人づつ順ぐりに組合さる題材の性質上、俳優はトップランクのスタアが揃えられている。即ち「老兵は死なず」のアントン・ウォルブルック、「宝石館」のシモーヌ・シニョレ、「処女オリヴィア」のシモーヌ・シモン、「五本の指」のダニエル・ダリュー、「乙女の星」のオデット・ジョアイユー、「鉄格子の彼方」のイザ・ミランダ、「二百万人還る」のセルジュ・レジアニ、「狂恋」のダニエル・ジェラン、「快傑ゲクラン」のフェルナン・グラヴェ、「天井桟敷の人々」のジャン・ルイ・バロー、「愛人ジュリエット」のジェラール・フィリップである。

1950年製作/フランス
原題:La Ronde
配給:新外映=NCC

ストーリー

一九〇〇年のウィーン。狂言まわし(A・ウォルブルック)の解説によって、恋の輪舞が語られる。売笑婦(S・シニョレ)は兵隊(S・レジャニ)を恋している。彼を強引に誘惑しようとするが、逃出した兵隊は可憐な小間使い(S・シモン)をだましてたやすく純潔をうばってしまう。小間使いの若主人(D・ジェラン)はドン・ファンを気取る小説狂で先ず彼女を恋愛術の小手試しにした上、上流の人妻(D・ダリュウ)の処へ出かけ、苦心の末やっと獲得する。この人妻の夫(F・グラヴェ)は妻がめきめき美しくなって来たので有頂天だが、彼にも売子(O・ジョアイユー)という相手がある。このおぼこの売子にも、後を追う男は沢山いる。その中でも一番面白いのは自惚れ屋の詩人(J・L・バロオ)だ。しかし詩人の本当に目指す相手は情熱的な女優(I・ミランダ)であった。彼女はすべてを知りつくしながら情にもろい。この彼女をとりまく男のうち、最も彼女をのぼせさせたのは若い金持の伯爵士官(J・フィリップ)である。彼は女優に連れられて一晩中遊びまわりそして彼が目を覚したのは、以前彼の部下が抱いた売笑婦の部屋だった。彼は彼女を純潔の天使だと思いこんだ。

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映画レビュー

5.0流麗

2021年11月6日
Androidアプリから投稿

1900年のウィーン
狂言回しのアントン・ウォルブルックがただ一人実務的で面白い

夫婦の寝室での会話と
振り子時計やベッド頭部からの映像も

舞台女優の天蓋ベッドの天井部から見下ろした
(天井部の鏡に映った?)
彼女と伯爵のラブシーンは美しいです
カメラはクリスチャン・マトラ

鏡、燭台、階段、ひだの多いカーテン等多用されている

階段は登場人物の(愛の)回転の動きに上下移動も加えている
女中の回り階段を上がった4階の勤め先の
室内の小階段の多さは不思議(笑)
駆け引きや感情の起伏を表しているのだろうか
詩人の家では娘の憧れを表現しているみたいだし
娼婦は長い階段を下りた自殺の名所で兵隊と関係する
(恋愛気分も味わいたいのに 愛は希薄)
愛情のバロメーターなのか?

女優を美しく撮影することは勿論忘れていないが
娼婦(シニョレ)には哀感が感じられる

役柄と美貌でダニエル・ダリューは別格扱いみたいだった
硬質の美女なのだが
この中年期は何か柔らか味が出たように思え、魅力的
熟成したワインみたいで「恋に酔う」感じも伝わる
衣装も豪華、ベールが2枚の不思議な帽子も
彼女がかぶるとおかしくない

大スター達の競演ですが
あっさりと上手くさばいており、さすがでした

今とは全く違う世界
でも、情緒やその雰囲気が味わえました

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jarinkochie
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