禁断の夜

劇場公開日:

解説

ビヨルン・テルメニウスの脚本を、日本初登場のスティグ・オッシァン・エリックソンが監督したスウェーデン版好色一代男の物語。撮影は「美しき虹のかけら」のグンナール・フィッシャー、音楽は「禁断」のゲオルク・リーデルが担当した。出演は「蛇」のハンス・エルンバック、「禁断」「蛇」のクリスティーナ・ショリン「狂った白夜」のマルガレータ・クルーク、「歓喜のたわむれ」のジオ・ペトレ、「処女の泉」のギュードルン・エストビーほか。製作は「蛇」のトーレ・ショーベルイ。

1968年製作/スウェーデン
原題:Adamsson i Sverige
配給:大映第一フィルム
劇場公開日:1968年8月15日

ストーリー

私生児アダムソン(H・エルンバック)は喧嘩と女が大好きという稀代の好色男。退屈しのぎに入った軍隊生活も面白くない。彼は、ひそかに小説家になろうと思っていた。ある夜、兵舎をぬけ出してチャーミングな娘シルビア(C・ショリン)とデート。その時、近くで喧嘩が始まり、殴られている将校を助けた。だが無断外出がバレ、彼は大急ぎで脱走した。しかし、そのとき、アダムソンの胸に、小説家になりたいという意欲が、もうれつにわきだし軍隊にもどって獄舎入り。これまでの女遍歴をネタに、せっせとセックス小説を書き始めた。刑期がすぎ、釈放されたアダムンンは出版社にもちこんだが、すべてだめ。はじめから出直すつもりで、武者修業の旅に出た。むろん色道修業だが……。何人もの女性を経験し、あるときは、同時に姉妹までも相手にするというハレンチな夜をすごしたこともある。やがて軍隊から、再教育のため復帰せよとの連絡が入った。だが駐とん地にもどってからも、彼の色道修業は、やむことなく続いた。休暇は、かつての女友だちであり、軍隊を離れていたときも交渉のあったシルビアのもとへ、とんで帰った。“なぜ私だけを愛してくれないの?”というシルビアだが、彼にとって女は小説の材料以外の何ものでもないようだ……。これからも彼は、女性遍歴を続け、売れないセックス小説を、せっせと書き続けることだろう。

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