幽霊島

劇場公開日:

解説

ジョン・エルダーの脚本をピーター・グラハム・スコットが監督した怪奇映画。撮影アーサー・グラント、音楽ドン・バンクス。出演は「ミイラの幽霊」のピーター・カッシング「吸血狼男」のイヴォンヌ・ロメイン・オリヴァー・リードなど。製作はジョン・テンプル・スミス。

1962年製作/イギリス
原題:Night Creatures
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1962年6月20日

ストーリー

二〇〇年前、海賊のクレッグは、妻を殺した部下の混血黒人を罰するため、舌を切って無人島に置き去りにした。十六年後、イギリスの海岸に近い寒村で牧師ブリス(ピーター・カッシング)の司会で礼拝が行われている時沖合にイギリス軍艦が現われた。村民のあるものがそそくさと出て行った。彼らは酒の密輸入をしていた。酒類は教会附属の棺桶屋の棺に隠していた。村人の一人から密告をうけたコリヤー艦長(パトリック・アレン)率いる水兵の一隊が、教会や酒場を捜索した時には何も発見出来なかった。この村の付近の沼地には夜になると馬に乗った骸骨の幽霊が出るという噂があり、教会の墓地にはクレッグの墓もあって無気味な雰囲気が漂っていた。艦長は口の不自由な囚人を連れて来たが、彼こそ十六年前クレッグに島流しにされた混血黒人だった。彼はブリスを憎悪の眼で見、クレッグの墓をみて狂った。村の酒場女イモジーン(イヴォンヌ・ロメイン)は地主の息子ハリーと恋仲だったが、彼らも棺桶屋も酒の密輸団に関係があるらしくブリス牧師が首領のようだった。艦長が沼地の怪異を調査に行った間に村人たちは酒樽を風車小屋に運んだ。艦長も風車小屋を襲った。かかしの中に隠れた見張りが合図したため村人たちは再び艦長をだしぬいた。が、かかしの手が動いたのを見た艦長は拳銃を射った。ハリーが腕に怪我しているのを発見した艦長は軍艦に連れて行くことにした。夜の沼地を水兵たちが行進していると闇の中から馬に乗った骸骨が現れ、ハリーを奪って去った。この一隊はブリスたちの変装したものだった。村が大騒ぎの最中、狂暴になった囚人は槍を投げてブリスに重傷を負わせ、その後棺桶屋に射殺された。彼は自分の墓を作って死んだように繕い、ブリス牧師と名のり酒の密輸入によって窮乏した村人を助けていたのだった。そして酒場女になっていた娘の恋を叶えてやった直後、部下の囚人に復讐されて、自分の掘った墓穴に葬られた。

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