劇場公開日 1996年6月15日

「【イカレタ強盗兄弟の逃亡劇かと思いきや・・。タラちゃんワールド全開のトンデモジェットコースタームービーだった!】」フロム・ダスク・ティル・ドーン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【イカレタ強盗兄弟の逃亡劇かと思いきや・・。タラちゃんワールド全開のトンデモジェットコースタームービーだった!】

2020年4月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

興奮

 序盤は、セス(ジョージ・クルーニー)&リッチー(セスの弟:クエンティン・タラティーノ:今作では脚本も担当)がFBI、警察から逃亡する様を描く。

 特にリッチーは可成りイカレテいて、脳内では完全にタランティーノ監督と”同一視”しながら、鑑賞。
 立ち寄った店では、警官、店員をドンドン撃ち殺しちゃうし、火を放っちゃうし、人質にしていた銀行の女性もリッチーは殺してしまう・・。

ー タラちゃん、楽しそうだなあ・・。ロドリゲス君も・・。-

 彼らが”カルロス”と取引するためにメキシコへ逃亡する途中、安モーテルで彼らの逃亡に巻き込まれてしまうのが、ジェイコブ(ハーヴェイカイテル)と息子スコット(何故か中国系・・)と娘ケイト(白人美少女)のキャンピングカーで旅する家族。

 ジェイコブは元牧師(この設定が、後半に効いてくる・・)。妻を交通事故で亡くし、失意の旅の途中だったのかなあ、と思いながら鑑賞継続。
 モーテルでの、リッチーがケイトを見る目と妄想で聴こえてくるケイトの言葉・・。矢張り、イカレテいるなあ、タラちゃん・・じゃなかったリッチー。

 セスも弟リッチーの異常さに気付いている・・。

 彼らはいよいよメキシコ国境に辿り着き、嫌な予感が・・と思ったら、あっさり検問所を通過。(リッチーはセスの肘打ちで気絶中だった・・)

 あれれ・・、と思いながら鑑賞継続。

 で、辿り着いたのが”カルロス”との待ち合わせ場所である『TITTY TWISTER』(字幕では”オッパイ フリフリ”と出る・・。かなり脱力・・・。)
 営業時間は”フロム・ダスク・ティル・ドーン”である・・。

 店の中は、トンデモカオス状態で、半裸の女性たちがお立ち台みたいなところで”TITTY TWISTER”している・・。(お子様は入っちゃいけません・・。嬉しそうなスコット君・・。コラコラ・・。)

 そこに登場してくる”地獄のサンタニコ”と紹介された異様な美女。体には大蛇が巻き付いている・・。

 ー タラちゃん、ロドリゲス君、遣りたい放題ですな・・。-

 サンタニコのリッチーへの酒の飲ませ方・・。(絶対に、あれはタラちゃんの趣味だと思う・・。)

 店の客の名前も”セックス・マシーン”だったり・・(脱力・・)

 徐々に店の連中の正体が分かり・・(成程!それで、ジェイコブは元牧師だったのね!)

 もうここからは、何が何だか・・。
 飛び交う銃弾、炸裂する十字架、断末魔の声、声、声・・・

<タランティーノ脚本、ロドリゲス監督のトンデモジェットコースタームービー。尺の1H48Mが体感、1Hちょっと。
 ”エロス&バイオレンス満艦飾ムービー”でもある。
 ホラーを観ない私であるが、とても面白く観賞しました。>

■蛇足 この映画に良く出演したなあ、ハーヴェイカイテル&ジョージ・クルーニー・・・。

NOBU
bloodtrailさんのコメント
2020年4月18日

ハーベイ・カイテルとクルーニーと言うキャストで、途中からあの展開は予測不能ですよねw
えげつなさ過ぎて、家族とは一緒に見れません。イヤ、自分がバカ受けする姿を見せられんなぁとw

bloodtrail
bloodtrailさんのコメント
2020年4月18日

俺的には、20世期最低の傑作の一本ですw

bloodtrail