我れ死すとも

解説

1922年6月からコリアー誌に連載されたアーサー・ソマーズ・ローシェ氏原作の小説を、ジューン・メイシス女史とキャサリン・カヴァノー女史が脚色し、「法の外(1921)」「妖雲渦巻く」「スタムブールの處女」等を監督したトッド・ブラウニング氏がゴールドウィンにおける第一回作品である。主役は「売られて行く魂」「愛欲の渦」等出演のエリナー・ボードマン嬢、「足音」「激怒(1923)」等出演のタイロン・パワー氏、「ホワイト・タイガー」「ミニー」等出演のレイモンド・グリフィス氏、「愛国の喇叭」「爆弾児」等出演のウォーレス・マクドナルド氏で、その他なかなかによい顔ぶれであった。

1923年製作/アメリカ
原題:The Day of Faith

ストーリー

ジェーン・メイナードは貧しい人々を救済する目的でニューヨークの貧民窟に救済院を建てていたが、富豪マイケル・アンステルの息子ジョンはジェーンの立派な女性であることを見て、彼女の事業を後援する風を装ったが、彼の利己心で苦しめられてた人々はついに怒ってマイケルの息子ジョンを殺した。マイケルも初めてジェーンの真情を知って、奉仕の尊むべくを悟った。ジェーンは新聞記者トム・バーネットと恋仲となる。批評ー筋は宗教がかったものであるが興行価値を考慮して作られたものであるから、受けるに違いない。スターの美しさ、演技が印象に残った。(ウォールド誌メリー・ケリー女史)

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