若き人の眼

解説

ヤング嬢がエキティー会社に入っての第一回映画で、昨年十月発売になったもの、ユ社の支店に輸入された。原作はマックス・マーシン氏及チャールズ・ガーノン氏合作の舞台劇、それを「ニッカーボッカー・バカロー」の監督をしたアルバート・パーカー氏が脚色及監督したもので、嬢の対手はエドモンド・ロウ氏、ラルフ・ルイス氏、ミルトン・シルス氏等である。

1919年製作/アメリカ
原題:Eyes of Youth

ストーリー

財政に失敗した父の為、ある金満家に嫁せられんとする娘ギナ・アッシュリングは、南米で一躍富豪となった一青年と恋仲である。彼女の美しい声を讃え、オペラ唱手として舞台に華々しい生活を送ってはと薦める者もあれば、又家にあって両親兄妹と共に平和に暮すが一番と説く男もある。ギナが身の行末に思い煩う時、一人の印度人が水晶の珠を持って訪ねて来た。そして彼女の前に三つの未来の姿を示す。第一は家に留った時、第二は女優となった時、第三は富豪と結婚した時、その時々の彼女の姿は悉く彼女を怖れさせた。彼女はその何れをも選ばずに、第四の決心を選む。それは真に理解し合った恋人との正しい結婚である。

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