レビューのパリっ子

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解説

パリ・レビュー界第一の人気俳優モーリス・シュヴァリエ氏のパラマウント入社第一回主演映画で、C・E・アンドリュース氏作の物語に基いて「結婚商売」「女優情史」と同じくエルネスト・ヴァイダ氏が映画用に加筆し「マンハッタン・カクテル」「結婚商売」のエセル・ドハーティー女史が脚色、「店曝らしの天使」に次いでリチャード・ウォーレス氏が監督同じくチャーチル・ラング氏が撮影したもの。助演者は新進のシルヴィア・ビーチャー嬢を始め、「ワイルド・ギース」のラッセル・シンプスン氏、「パリのアパッシュ」のマーガレット・リヴィングストン嬢、「結婚行進曲」のジョージ・フォーセット氏、「父と子」のジャック・ルーデン氏等で子役のデヴィット・デュランド君が活躍している。

あらすじ

パリっ子の屑屋モーリス・マルニーはある晩セーヌ河に溺れようとしている少年を救った。河岸に置かれた遺書で少年の母はルヴァルという銃器商の娘で父の許さぬ結婚をして男に棄てられ世をはかなんだことが解った。モーリスは可愛想な少年ジョジョオを祖父のルヴァルの許へ伴ったが、冷酷な銃器商は少年を引取ることを拒んだ。モーリスは自分の家へジョジョオを連帰ったが、父に隠れてショールを貸してくれたルヴァルの娘ルイズに心を惹かれた。翌日ショールを返しに行ったモーリスはルイズに胸の裡を打明けると彼女も彼を憎からず思い、その夜から毎夜彼女の家の門際で恋を語る仲となった。幾夜目かにモーリスは恋人を彼が馴染みの小さいカフェに連れて行った。モーリスは歌がうまいので皆に勧められてルイズのために得意の歌を歌い、暁近くまで彼女と語らって彼女を送って行き、早起きのルヴァルに咎められたのでモーリスは思い切ってルイズと結婚したいと申し込むとルヴァルは屑屋風情に娘はやれぬと拒絶した。憤慨したモーリスは不図も歌を渡世の俳優となることを思いつき、モンマルトルのカジノの採用試験に出頭し、支配人のルナール夫妻に認められて主役を勤める契約が出来、それから幾日もの稽古を励んだ。一方ルナールは大宣伝を行いいよいよ蓋を開けるまでになった。ところが舞台稽古の日モーリスが楽屋でルナール夫人に接吻されるところを目撃したルイズは嫉妬して走り去った。一方ルイズの父は自分の気に入ったジュールと結婚しろと勧めたが娘がどうしても承知せぬのでピストルを持って劇場へ出掛けた。ルイズは恋人が殺されては大変とモーリスを人殺しだと警官に告げ留置場へ入れさせようとした。しかし孫のジョジョオから教えられたルヴァルは迷夢から醒めたように娘とモーリスとを許す気になった。モーリスはすべての誤解も去ったので舞台に立ち、破れるような拍手喝采を受けて面目をほどこした。

1929年製作/アメリカ
原題:Innocents of Paris

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