夜霧の怪盗

解説

「天使の花園」「ジャングルの女王」のレイ・ミランドが主役を勤める映画で、H・C・マクニール、ジェラード・フェアリー合作の探偵小説をエドワード・T・ロウが脚色し、「アリゾナ突撃隊」のジェームズ・P・ホーガンが監督に当たり、「平原児」「恋のナポリ」のヴィクター・ミルナーが撮影した。共演者は「さらば海軍兵学校」のサー・ガイ・スタンディング、「男の敵」のヘザー・エンジェル、「平原児」のポーター・ホール、「撮影所の惨劇」のレジナルド・デニー「オペラは踊る」のウォルター・キングスフォード、E・E・クライヴ等の面々である。

1937年製作/アメリカ
原題:Bulldog Drummond Escapes

ストーリー

ブルドッグ・ドラモンド大尉は親友アルジイのところに赤ん坊が生まれるというので、ロンドンに帰って来たが、ニールスン警部に呼ばれ帰宅の途中、差しかかった沼地で一発の銃声が聞こえ、不可解な妙齢の美人が彼の自動車に乗って逃出してしまった。乗り捨てられた車の中にあった品から、その女がフィリスという名であることを知り、その住居を探してみると彼女は父の友人のメリデュウに監禁されていることが分かったので、ドラモンドはこの旨をニールスン警部に知らせた。ところが警部はメリデュウは自分の友人で何等怪しい者ではないと一笑に附し去ってしまった。フィリスの兄はメリデュウの秘書をしていたが、彼の手で殺されたらしいということ、メリデュウはフィリスの財産を横領しようと企んでいること、フィリスの味方であった運転手が行方不明になったこと等を彼女の口から聞いたドラモンドはアルジイの協力を得て、弾丸を手に入れたが、これも敵に奪われ、ニールスン警部の邪魔を逃れて、メリデュウの家に乗り込み、フィリスを連れて逃げ出そうとした時、遂に発見され捕らえられてしまった。しかし危機一髪というところで、ニールスン警部の来援を得て危うく救い出されたが、その時初めてニールスンが最初からこの事件を知り抜いて秘かに手配していたことが判った。この事件で恋仲になったドラモンドとフィリスは間もなく新婚の旅へ出た。

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