モンタナ(1921)

解説

ジェッス・ハムトン氏の製作した西部劇で、マラー・エリス・ライアン氏原作の小説から脚色したもの。ロバート・ソーンビー氏の監督である。主役は「花婿入用」等主演のブランシュ・スウィート嬢。対手役は近年売り出しのマーロン・ハミルトン氏で、クレア・デュブレイ嬢、フランク・ラニング氏等も出演する。「スウィート嬢は、この作品における演技の立派さについて誇ってもよい。筋の欠点は嬢の巧みなる演技によって救われている。」とニュース誌は評している。

1921年製作/アメリカ
原題:That Girl Montana

ストーリー

モンタナ・リヴァースはリー・ホリーという詐欺者に育てられ、男装して盗みをしたり骨牌で誤魔化しをすることを仕込まれていた。ホリーの手から逃れることができた時、モンタナは初めて女の着物を着て、今まで憧れていた真面目な人々と暮らすことができた。彼女の過去を知っているジム・ハーリスは彼女の新しい知り合いの前で、彼女の過去を暴露したが、何ぞ計らんモンタナこそ、18年前に別れたハーリスの実の子であった。ハーリスの不貞な妻はホリーに誘惑され、幼いモンタナを連れて駈け落ちをしたのである。ハーリスのもつ金鉱から豊富な鉱脈が発見された時、悪人ホリー及びモンタナの恋しているダン・オーヴァートンの妻ロティーがハーリスの金鉱を奪わんと現われた。ロティーは酒場の踊り子であったが、ダンと結婚した後彼が正直で貧乏なのを知って、彼に背き去った女である。ホリーに復讐するため永い間待っていたハーリスは、ついに彼を殺した。ダンも妻が彼女の情婦に殺されたので自由の身となり、幸福の永き一路にモンタナと手を携えて歩み入った。

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