緑に誓う

劇場公開日:

解説

アメリカの新農村運動というべき4Hクラブ(頭・心・手・健康の頭文字をとった)の宣伝を狙ったグレン・マッカーシー作品で1949年の製作。脚本はモンティ・F・コリンズが執筆し、監督には「恋文騒動」のウィリアム・D・ラッセルが当たった。出演者は「脱出(1944)」のウォルター・ブレナン、「夜の悪魔」のロバート・ペイジ、マーゲリット・チャップマン、「三十四丁目の奇跡(1947)」のナタリー・ウッド、「ブルックリン横町」のテッド・ドナルドスン、「センチメンタル・ジャーニー」のコニー・マーシャル等で、ロバート・エリス、ジェニー・ラデューク、アーヴィング・ベーコン等が助演する。なお撮影は新進ジョン・ラッセルである。

1949年製作/アメリカ
原題:The Green Promise
劇場公開日:1949年12月

ストーリー

男やもめとなった農夫エイベル・マシューズは、風害の多い土地を捨て、4人の子供をつれて山村ミルウッドに移る。長女デボラは母代わりで、弟フィニアス、妹アビゲール及びスーザンの面倒を見ながら、家事一切を切りまわさねばならない。エイベルは農夫は昔ながらの耕作法で十分だという意見を持っている。デボラはこのような時代おくれの父をひそかに悲しんだ。農事指導員デイヴィッド・バークリーが来て、この土地に合った作物をうえるように勧める。耳もかさない父に代わってその説をもっともだと聞いたデボラは、男性としての彼にも心をひかれ、バークリーも美しい彼女に想いをよせる。幼いスーザンもバークリーに聞いた4Hクラブに心を奪われ、子羊2頭を飼いたいと言い出したが、エイベルはそれを拒み、トラクターを買うことにした。その代金を得るために、畑の上手の山林の伐採を始めた。それを知ったバークリーは山林伐採が水害の因をなすから中止するよう忠告するが、エイベルはにべもなく断る。その上デボラも父の気持ちを傷つけたくないので彼と口論し、激した言葉のやりとりから喧嘩別れとなる。ある日エイベルは伐木中に下敷きとなり重傷を負って臥床したので、デボラはバークリーに助言を求めて耕作した。ある晩大雷雨があり、山林伐採が祟って濁流は農場を洗い流してしまった。エイベルは初めて自分が間違っていたことを悟るが、スーザンが4Hクラブに入会していたので、多勢のクラブ員がトラックで乗りつけ、バークリーの指揮下に水害に荒されたマシューズ農場を、またたく間に以前に勝る立派な農場とした。エイベルの日にやけた顔は、驚きと感謝に輝いた。

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