密輸入の恋

解説

「ビッグ・パレード」「剣侠時代」等出演のジョン・ギルバート死の主演する映画で、ウィリアム・アンソニー・マクガイア氏の舞台劇に基づき、A・P・ヤンガー氏が脚色の筆を執り、「大学のブラウン」等と同じくジャック・コンウェイ氏が監督した。「キートンの船長(キートンの蒸気船)」「人罠」等出演のアーネスト・トーレンス氏、「踊る英雄」等出演のジョーン・クローフォード嬢等が相手役を演ずる外、アイリーン・パーシー嬢、ポーレット・デュヴァル嬢、ドロシー・セバスチャン嬢、グウェン・リー嬢、エドワード・アール氏等の腕利きが助演する。

1927年製作/アメリカ
原題:Twelve Miles Out

ストーリー

ジェリー・フェイとレッド・マッキューとはスペイン、オランダ以来の仇同志で、ニューヨークで再びめぐり会ってからも互いににらみ合いを続けていた。ジェリーはモーターサイクル乗りでデイジーと恋仲であったが、実はデイジーがレッドの情婦であると知って大いに不快を感じた。その上にレッドがジェリーを迫害するので、彼はそれに対抗しレッドと同じく酒類密輸入者となって争った。ジェリーはある時、官憲に追われ、その船をある海岸につけジェーンという娘の住んでいる家へ逃れた。ジェーンと許嫁のジョン・バートンとは彼の犯行を知って彼を官憲に引き渡そうとしたので、彼は2人を掠って己が船に乗せて海上へ向かった。船中でジェーンはバートンに愛想をつかし、かえってジェリーを恋するようになった。その内に、ジェリー等の乗っていた船はレッド等の船に襲われた。ジェリーはこの時、あらゆる努力を尽くしてレッドの暴力がジェーンに及ぶのを防ぎ、その一方、救助の信号を発した。が、救助未だ来たらざるに先立ち、レッド等を相手としてジェリーは大格闘を続けることとなり、船上には火花が散った。しかも、ジェリーは首尾よくこの船を官憲に引き渡すことができた。争闘の結果、レッドは氏に、ジェリーは重傷を追った。傷ついたジェリーは獄屋に送られる事となった。が、ジェーンは彼の出獄の日を待つことをジェリーに誓った。

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