マタクンベの黄金

劇場公開日:

解説

フロリダ半島マタクンベに眠る黄金に魅せられた少年達の探険譚を描く。製作はビル・アンダーソン、監督は「ファイヤークリークの決斗」のヴィンセント・マックヴィーティ、脚本はドン・テイト、原作はピュリッツァー賞作家ロバート・ルイス・テーラーの小説、撮影はフランク・フィリップス、音楽はバディ・ベイカーが各々担当。出演はロバート・フォックスワース、ジョーン・ハケット、ピーター・ユスチノフ、ヴィック・モローなど。

1976年製作/アメリカ
原題:Treasure of Matacumbe
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1977年1月15日

ストーリー

南北戦争直後、ケンタッキーのバーニー家に召使ベンが帰った。戦争中、主人がベンに瀕死の床で息子デビー(ジョニー・ドーラン)に渡してくれと頼んだ秘密の地図を持って来たのだった。そこにはフロリダのマタクンベに埋蔵されていたバーニー家の宝のありかが記されている。デビーの叔父ジム(ロバート・フォックスワース)は宝探しに力を貸す事になっていたが、行方不明。さらにその直後ベンは宝を狙うスパングラー(V・モロー)に殺される。デビーは友達のサッド(ビリー・アトモア)と船で密航してマタクンベへ向う途中、ローリエット(ジョーン・ハケット)という謎の美人と出会う。地図を盗んだ男を追って川へ飛びこんだデビーらを助けようと彼女も飛びこむ。男は見失ったものの、3人には姉弟のような感情が生まれた。その後デビーはインチキ薬売りの医者スノッドグラス(ピーター・ユスチノフ)と知り合い、彼女も合わせた4人で行動を共にするようになった。だがスパングラーも追跡を続ける。その彼が現われたのは、デビーらがジムと再会した時だった。再び大混乱ではぐれてしまう彼ら。だがスノッドグラスが地図を書き写したハンカチを基にし、沼沢地へ向っていると、ジムが友人のインディアンとやって来、やっと一行は一路マタクンベへ。ところがハリケーンの襲来。木の葉のように揺れ流されながらも、一行はマタクンベの関門に乗り上げた。今、宝の箱を掘り出さねば波間に永遠に沈んでしまう。必死の宝探しが開始され、箱は見つかったものの、スノッドグラスが波にのまれてしまった。ハリケーンが去った翌日、青空の下一行に襲いかかったのが、スパングラー一味。だが、あわやというところへインディアンが助けに来た。宝を持ってマタクンベを去ろうとするデビー達、その前に元気な姿をみせたのが、死んだはずのスノッドグラスだった。再会を喜び合いながら、一行は変らぬ友情を誓い、帰路についた。

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