暴走52マイル

劇場公開日:

解説

アレック・ゲイビーの原作をロバート・E・ケントが脚色、「氷上の花」のジョン・ブラームが監督した。撮影はロイド・エイハーン、音楽はフレッド・カーガーが担当。出演はダナ・アンドリュース、ジーン・クレイン、ミムジー・ファーマー、ローリー・モックほか。製作はサム・カッツマン。

1966年製作/アメリカ
原題:52 Miles to Terror
配給:MGM
劇場公開日:1967年4月15日

ストーリー

クリスマス・イブを迎えてボストン郊外のフィリップス家では、ペッグ夫人(ジーン・クレイン)と2人の子供たちが父親トム(ダナ・アンドリュース)の帰りを待っていた。しかしトムは霧の夜の滑りやすい道を車で帰る途中、酔払い運転の車を避けそこねて重傷を負った。2カ月で退院出来たものの、彼の車に対する恐怖心はひどかった。そこで彼は今までの仕事をやめて兄の世話でカリフォルニアの町メイビルのモーテルを買って経営することにした。旅の途中、ペッグは夫が恐怖心を克服することを願って何度かハンドルを握るよう仕向けるが、成功しなかった。カリフォルニアの砂漠地帯に入ると、一家は土地の不良グループの車に悩まされ始めた。そして彼らは、自分たちの根城にしているモーテル「アリーナ」がトムの手に渡ると知って、益々あくどくなった。やっと目指すモーテルに着いた。モーテルの主人デイリーは悪質な男で、年少者を相手に酒を売ってもうけていたが、不良が出入りするようになって警察の目がうるさくなり、嫌気がさし一刻も早くそこを逃げ出したかったところだった。そして明日の朝は早々におさらばしようと考えていた。だがその夜、不良たちの行動は目にあまった。トムは風紀の悪さに我慢出来ず、モーテル売買契約を破棄して、兄のもとへ出発した。しかしそれを警察へ訴えるために行くのだと、デイリーからふきこまれた不良たちは、一家を脅迫し始めた。トムは必死になってその脅迫をのがれようとした。しかしあせればあせるほどぶざまな姿を家族の前にさらす結果となった。その耐え難い苦しみのさ中、彼は忽然と勇気をとり戻した。彼は困難からのがれようとした弱さこそ、交通事故がもたらした本当の傷害だったことに気づいた。敢然と対決したトムは彼らを屈服させた。そして彼は腐敗したモーテルを健康なものにしようと決意した。

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