ホワイト・ローズ(1923)

解説

アイリーン・シンクレアーの原作を「嵐の孤児」「恐怖の一夜(1922)」に続いてグリフィスが自ら監督したもの。ロングフェローの「エヴァンジェリン(1919)」で有名なルイジアナ州ベユー・テンシュ地方を背景に撮影された。久しく映画界を去っていたメイ・マーシュの復帰映画であり、新しいグリフィスのスターなるアイヴォー・ノヴェロのお目見得映画である。若き人々の道徳を説き、愚かにも愛に溺れた少女の悩みと対手の男の苦しみとを描いた意味深い物語である。

1923年製作/アメリカ
原題:The White Rose

ストーリー

ベッシー・ウィリアムは孤児院で大きくなった少女で、今はサマー・ホテルで女給をしている。彼女はジョセフ・ビューガードという牧師になろうとする青年と恋に落ち離れ難い仲になってしまった。青年は彼女に愛がないと疑って帰省し、他の女と結婚する。ベッシーは生まれた子供を抱え、家を追われ流浪している。ビューガードは牧師になっているが、ベッシーを棄てたことを後悔し良心の呵責に堪えず、婚約したマリーに打明けたが、マリーはこれを許した。ベッシーは心身弱り切って黒人の女に救われ、病床に就いて段々と病重り危篤に陥って、初めて黒人の女の親切でビューガードに再会し得た。何もかも解ったマリーは彼とベッシーとの結婚に骨を折る。幸いにしてベッシーも回復し一人の楽しい生活が始められる。

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