ホワイト・パレード

解説

「キャラバン」「青空天国」のローレッタ・ヤングと「ハリウッド征服」「野に咲く金色の花」のジョン・ボールズが主演する映画で、「四十二番街」の脚色者ライアン・ジェームズ作の小説を自らジェシー・L・ラスキー・ジュニアと協力して潤色し、「大帝国行進曲」のソニア・レヴィーンがアーネスト・パスカルと共同脚色し、「ナイトクラブの女」のアーヴィング・カミングスが監督に当たり、「輝く瞳」「水兵上陸」のアーサー・ミラーが撮影した。助演者は「幸運の悪魔」のドロシー・ウィルソンを始め、ミュリエル・カークランド、アストリッド・オルウィン、ジェーン・ダーウェル、ジョイス・コンプトン等である。

1934年製作/アメリカ
原題:The White Parade

ストーリー

若いジューン・アーデンはある大病院の付属看護婦教習所に入った。彼女と同室させられたヂタ・スッコフィールドは身寄りがないのを心細がるのだった。ジェーンも裕福な親戚などはない身であったが、ヂタを慰めたさに、シカゴの金満家でポロの選手として知られているロナルド・ホールの肖像が載っている雑誌を持っていた折り柄、その写真を指して、ジューンはこの人が自分の許婚者だとヂタに告げた。ジューンに何とはなしに嫉妬を感じているユーナ・メロンはこの話を小耳に挟み、早速ロナルド宛に手紙を出して事の真偽を問い合わせた。好奇心に煽られたロナルドはわざわざこの教習所を訪れて来た。そしてジューンを一目見て彼は恋に落ち、本当に彼女と婚約したいと申し出た。しかしいったん教習所に入った以上、全課程を修めたいと思うジューンは卒業の日まで返事を待って貰うことにした。憂鬱がちなヂタはある失策から教習所を追われようとした。そしてジューンが鍵を預かっている薬棚から薬を取り出して自殺しようとした。この為に卒業を前に控えてジューンが責任を問われて退学されそうになった。しかし看護婦長の力で無事に卒業する事となった。卒業式にはロナルド・ホールも参列した。そして彼は初めて看護婦の職務の尊さを感じたのでロナルドは改めてジューンに結婚を申し込んだ。ジューンは頭を横に振った。彼女は結婚よりも病める人々傷つける人々の為に一生を捧げる事に意義を感じたのである。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第7回 アカデミー賞(1935年)

ノミネート

作品賞  
音響録音賞  
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