天鵞絨の指

解説

アルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズの探偵小説に見る如き奇々怪々の探偵小説で、原作者はパテー社連続劇の作者及び脚色者として有名なバートラム・ミルハウザー氏。「蛮勇旅行」や未輸入の「海賊の黄金」と同じくジョージ・B・サイツ氏自身監督及び主演し、相手は同じくマーゲリット・クールトウ嬢である。敵役も前2映画と同じくハリー・シーメルス氏である。

1920年製作/アメリカ
原題:Velvet Fingers

ストーリー

「天鵞絨」と渾名された大盗賊が米国の警察を震駭させた。新聞は筆を揃えて警察権の無能を攻撃する。ロビン教授は世界的有名な犯罪学者であった。教授は講義を中止し、実地に腕前を試むべくヴェルヴェット捕縛の手掛りを求め始めた。教授は恋人ローナ・ジョージと怪賊捕縛の後結婚しようとの約束がある。ヴェルヴェットは教授をからかい出した。ここに1人の他の盗賊が現われるが、意外これが教授その人であることは直にローナが看破したが、ロビンは娘が自分の素性を知ったことは我が仕事の妨げと、却ってローナの命を狙う。娘のため正道に立返ったヴェルヴェットは今や娘と力を協せてロビンの捕縛に苦心することとなった。あるいは海岸に、あるいはチュウカ街に、数々の冒険が繰り返され、ロビンの魔の手から度々ローナはヴェルヴェットによって救い出される。そして最後にはロビンは正しき制裁を受け、ヴェルヴェットは常に冒険を共にしたローナの愛を克ち得たのである。

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