プレイボール(1925)

解説

ニューヨーク巨人軍の監督ジョン・マッグロー氏の原作からフランク・レオン・スミス氏が脚色し永らくジョージ・ビー・サイツ氏の助監督を勤めていたスペンサー・ベネット氏の第1回監督連続映画である。主役は「大競馬王」「秘密の扉」等出演アリーン・レイ嬢と「空中襲撃」「廻り会う迄」等出演のウォルター・ミラー氏とで、「ニューヨークの暗黒街」等出演のハリー・シーメルス氏が悪役を演じる外J・バーニー・シェリー氏メリー・ミルナー嬢等が助演し巨人軍選手連の顔も見える。

1925年製作/アメリカ
原題:Play Ball

ストーリー

フロリダのサラソタに休暇を楽しんでいるニューヨークの富豪サットンは大の野球狂で暇さえあれば野球見物に出掛けた。娘のドリスも父の感化でニューヨークジャイアンツ贔屓で、特にジャック・ロリンスに或興味を抱いていた。彼女は父のヨットの上から魚釣りをしているうち誤って海に落ち危ないところを折よくジャックに救われ2人は始めて知り合いになった。某国公使の内命を受けたセグンド伯爵はサットンの財産に眼をつけ投資するように申し込んだ。そうして悪疎な手段を弄して種々な不正を働くのをドリスとジャックとが幾度も危難に遭遇しながら奮闘しついにサットンをして名をなさしめジャックの父上院議員ホーネルと和解させ、若い二人は楽しい結婚生活に入る。

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