富貴を茶にして

解説

エドガー・フランクリン氏原作の小説「養子にした父」“The Adopted Father”をフォレスト・ハルシー氏が脚色し「不盡の熱火」「沈黙の声」等と同じくF・ハーモン・ウェイト氏の監督、ジョージ・アーリス氏の主演になったもので、セルズニック社から発揮されたディスティンクティヴ映画である。共演者は「ホワイト・シスター(1923)」「桃色の夜は更けて」出演のロナルド・コールマン氏、「狂恋の唄女」「大北の怪異」等出演のエディス・ロバーツ嬢等である。

1924年製作/アメリカ
原題:$ 20 a Week

ストーリー

大製鉄工場主ジョン・リーヴスは息子チェスターの怠け者には手を焼いていた。彼は息子の小遣を一週二十ドルに減額する代り、自分も一週二十ドルで生活して見せると宣言し、工場の管理を弁護士に委して姿を消した。チェスターの恋仲であった娘ミュリエルの兄ウィリアムは、妹がアーサーという子供を養子にしたのを怒って、自分の会社の簿記係をしている薄汚い老人を養子にして父と呼ぶことにした。そして妹が小供を棄てない限りこの老人を父にして置くと頑張った。この老人こそジョン・リーヴスなのであったが、彼はウィリアムの支配人ジェームズが会社を破産される悪計を廻しているのを知り、ウィリアムのためにジェームズの悪計を叩き漬した。リーヴスの息子チェスターはこの時勤勉な青年になって帰って来た。彼はミュリエルと婚約し、リーヴスの身分も証明され、彼はウィリアムの工場を自分の管理の下に置いてウィリアム兄妹の幸福を計った。

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