不意打ち

劇場公開日:

解説

ルーサー・デイヴィスのシナリオを、TV演出家のウォルター・グローマンが演出したアクション・スリラー。撮影は「白昼の決闘」のリー・ガームス、音楽はポール・グラスが担当した。製作はルーサー・デイヴィス。出演は「遥かなる我が子」のオリヴィア・デ・ハヴィランド、TV「ドクター・キルデア」のジェームズ・カーン、ウィリアム・スワン、TV「アンタッチャブル」のジェフ・コーリーなどテレビスターたち。

1964年製作/アメリカ
原題:Lady in a Cage
配給:パラマウント
劇場公開日:1964年9月12日

ストーリー

ヒルヤード夫人(オリビア・D・ハビランド)は息子マルカム(ウィリアム・スワン)と、附近の品の悪さと対照的な大邸宅で世間と交渉を絶って暮らしていた。ある夏の日、マルカムはいつものように置き手紙をして出かけた。夫人は彼の出かけた後でそれを読むのを楽しみにしていた。だがその日の手紙は遺書だった。読み忘れて、2階に行くエレベーターに乗った。夫人は腰を痛めていたため、階段を使用できなかったのだ。エレベーターは3mほど昇って突然止まった。非常ベルを鳴らしたが、誰も来てくれない。そのうちにアル中の浮浪者(ジェフ・コーリー)が気づき、ドアを破って入ってきたが、夫人を助けようとはせず、高価なトースターを持って逃げた。浮浪者はトースターを金にかえ、それを目撃していた3人の愚連隊、ランドール、エレーン、エシーらにつけられているとは知らず、淫売のセードを訪ね、また邸に行った。尾行した愚連隊たちは、浮浪者を撲り、金目のものを運びはじめた。助けを求める夫人には目もくれない。愚連隊たちは犯行を隠すために、夫人、セード、浮浪者を殺すことにした。マルカムの置いていった手紙を発見したランドールは、それを読んで聞かせた。夫人は半狂乱になり、愚連隊たちのスキをみて、ランドールが持って来たハシゴを利用して脱出に成功した。気づいたランドールたちは夫人にリンチを加えた。夫人も無我夢中で抵抗し、ランドールの目を、金具で撲り潰してしまった。ランドールは目の痛さに耐えきれず、表の通りに助けを求めて出て行き、車にひかれて死んだ。そこへかけつけたパトカーの警官が、残りの2人も逮捕した。そのとき、皮肉にもエレベーターは動きだしたが、電源の接触が良かったならこんな惨劇は起こり得なかったのに……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

0.5テンポ悪い

2020年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0恐怖のエレベーター

2019年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

4.0おばさんかわいそう

2012年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 WOWOWで、町山智浩さんのトラウマ映画館特集で見た。町山さんと平山夢明さんが解説をしていてキチガイばっかり出ていると言っていたけど、本当にその通りだった。

 電線が外れてエレベーターが止まるまでの描写がとても丁寧で、因果をきちんと描いているのがむしろ意外な感じがした。都市の孤独や狂気もそういった因果からくるものだと語っているようであった。

 主人公のおばさんの役の人が本当に大変そうな役であんな演技をしていたら具合が悪くなりそうだ。彼女は息子を束縛しているけど決して悪人でも何でもないのでそこは話し合いで解決して欲しかった。

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吉泉知彦
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