ビッグ・マネー

解説

「破誡」出演のエディ・クィランが「ナイト・ワーク」と同じ脚色者、監督者ラッセル・マックの下に出演した映画で、原作及び脚色はマックとウォルター・デレオン、撮影は「思い出」「脱走兵」のジョン・J・メスコールがあたった。助演者として「非常警戒」「脱走兵」のロバート・アームストロング「ハア・マン」のジェームズ・グリースン、「七つの鍵」「フォックス・フォリース」のミリアム・シーガー、「三面記事の女」のマーガレット・リヴィングストンなどのほか「狼火」の・ロバート・エディソン、「巴里選手」のドロシー・クリスティーが顔を出している。

1930年製作/80分/アメリカ
原題:Big Money

ストーリー

ウォール街の仲買人マッコールの事務所でメッセンジャー・ボーイとして働いていたエディーが何故一躍大成金となったか、と言えばこう言うわけである。ある日、5万ドルの札束を握って銀行へ駆けつける途中、銀行が閉まるのも忘れてダイス遊びの1回、2回、遂に銀行は間に合わず、店へ帰れば、金庫は閉まった後。さあ事だ。明日まで5万ドルの札束をどうしたらいいか。しかも、その晩はジョーンと晩餐にいく約束がある。彼女は日頃から彼が慕っている主人の娘、千載一遇の好チャンス、これを逃がしてなるものか。結局5万ドルの札束に手がついてしまった。この料理店でエディーの金を見たモンクとレフティーという悪漢2人、よき鴨ござんなれと、料理店を出たエディーの後を追跡する。ようやく彼等をまいたエディー、とあるホテルに飛び込んだのはいいが、そこでは金持ち達が集まって大賭博の最中である。こうなったら仕方がない。エディーもやけくそでダイスを投げると調子がいい。そこいらじゅうの金がエディーの前に高く積まれる。やがてその場にいたカーターという男はエディーと意気投合し、その夜エディーをリッツ・ホテルに案内した。翌朝、金は店へ返したが、それからエディーにいい目が出る。トランプでも、競馬でも、する事なす事大当たり、ただうまく行かないのはジョーンとの仲ばかり。彼女はエディーを山師だと思いはじめた。だが、いい事の後は悪い。ある夜ポーカーの現場で起こった殺人事件に、エディーは嫌疑者として捕らわれた。やっぱりジョーンはエディーを愛していた。彼女はカーター達と力をあわせて真犯人モンクを捕らえ、エディーを白日晴天の身にあしたやた。そしてエディーはジョーンに感謝した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く