パープル・セージの乗馬隊

解説

「虹の山道」等と同じくゼーン・グレイ氏の原作で、ウィリアム・ファーナム氏の主演である。「レ・ミゼラブル」「白銀の群」等の監督フランク・ロイド氏が監督でファーナム氏の対手はキャスリン・アダムス嬢、メアリー・マーチ嬢等である。「格闘、砂漠の景色、乗馬隊の活躍等に加えて劇的興味があるので、西部劇として興味深いものである。」とニュース誌は評している。

1918年製作/アメリカ
原題:Riders of Purple Sage

ストーリー

恐れを知らぬことと、気の早いことで有名なテキサス州の山林監視人ラシターは妹ミリーがモルモン宗徒に誘拐されたのを知り、職をなげうって彼女の捜索に向かう。あらゆる難苦をなめた末、彼はユター州の国境に近きコットンウッヅの町において、ミリーが最後にいたウィザースティーン牧場に至り、その持ち主の娘ジェーンと恋仲となる。彼はここにおいてヴェンタースという男を助けて友達となる。その後ヴェンタースは牧場の家畜を盗んだ悪漢一味を追跡し、その首領なる覆面騎手を狙撃したが、それが美しい乙女であるのを見て驚き、彼女を介抱するうちお互いに愛を感じるようになった。一方ラシターは妹ミリーが死んだことを発見する。そして両親をモルモン教徒に誘拐された時、彼は彼等の巣窟を襲って、その首領ダイアーに復讐し、憐れな娘を彼等の毒手から救う。逃走の途中2人はヴェンタースと覆面騎手に逢い、覆面騎手が妹の娘ベスなることを発見する。ベスとベンタースは追跡を逃れて結婚し、ラシターも血路を開いて安全の地へ逃れた。

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