劇場公開日 1949年5月

ドリアン・グレイの肖像のレビュー・感想・評価

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4.0「魔太郎がくる」で知った物語

2022年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この『ドリアン・グレイの肖像』という物語を知ったのは、1970年代に毎週読んでいた『少年チャンピオン』の「魔太郎がくる」ワンエピソードだった。
「魔太郎がくる」は、イジメられた魔太郎が復讐する藤子不二雄(現 藤子不二雄A)のマンガだったが、その復讐の方法が凄くて「自分をいじめた同級生をコンクリート詰め」・「フーテンをゴミ袋に入れて捨てる」等々、現在では表現できない物凄さでインパクトあった。
最初に書籍化されたチャンピオンコミックス(旧版)では概ね掲載どおりに収録されたが、その後復刊された際(藤子不二雄ランド、新装版チャンピオンコミックスなど)では復讐方法がマイルドに書き変えられている。
この『ドリアン・グレイの肖像』エピソードは、特に魔太郎がイジメられる物語ではなく、老田君という魔太郎の同級生が「ドリアン・グレイの肖像」絵画に惚れこんだために被る悲劇を描いたものだが、途中、怪奇やのオジサンから「ドリアン・グレイの肖像にまつわる話」が語られる。こうして知った物語だったが、「魔太郎がくる」ではかなり端折った紹介の仕方であり、実際に映画を観ると、ドリアン・グレイが殺人を犯したり、自分を慕うう女性を自殺に追い込んだり…と事件を起こしているのが分かる。

若さと引き換えに魂を売った男の物語で、なかなか面白い映画だった。

本作では、ときどき映される「ドリアン・グレイの肖像」の映像だけパートカラーだったりするので、なかなか印象的。

もし興味があれば「魔太郎がくる」のこのエピソードを一読することをオススメしたい。

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たいちぃ