虎の行動

劇場公開日:

解説

ジェームズ・ウィラードの同名小説をピーター・マイヤーが脚色、「熱砂の舞」のテレンス・ヤングが監督したアクション・ドラマ。撮影は「海の荒くれ」のデズモンド・ディキンソン。主演は、「東京上空三十秒」のヴァン・ジョンソン、「八十日間世界一周」のマルティーヌ・キャロル。ほかに「戦争と平和」のハーバート・ロム、南米のグスタヴォ・ロコ、テレビ出身の新人、21歳のアンナ・ガーバー、「追想」のヘレン・ヘイズなど。

1957年製作/アメリカ
原題:Action of Tiger
配給:MGM
劇場公開日:1957年10月9日

ストーリー

アテネを中心に自分の持船の快速艇で金になる仕事ならなんでもやる、アメリカ人のカースン(ヴァン・ジョンソン)は、ある晩酒場で美しい女とレイシー(マルティーヌ・キャロル)にアルバニアまで運んでくれと頼まれた。しかしいくら金になっても共産国のアルバニアに危険を冒して行くのは出来ないと断ったが、彼女の強引さに負けてしかたなく、片道だけの約束で運んでやることにした。トレイシーの用事とは、西欧の外交官でソ連に亡命し今はアルバニアに捕われている兄ヘンリー(グスヴォ・ロコ)を救出させるためで、カースンにもアルバニアに人質になっているギリシャの少年を脱出させる仕事があった。アルバニアについて土地の顔役ステンドオ(P・ニェトオ)にヘンリーの居所を訪ねると、彼はモスクワの指令で土地の廃城に幽閉され、老伯爵夫人の孫娘マーラ(アンナ・ガーバー)に見張られていた。カースンはヘンリーと今は彼を愛しているマーラの脱出にとりかかり、秘密警察に包囲されたりしながら、少年を救って険しい山岳地帯を越えて港まで行く途中、赤軍の警備隊に発見されその護送中にトライフォン(ハーバート・ロム)を首領とする山賊一味に襲われ捕虜となった。トライフォンはトレイシーの美しさに惹かれ、彼女との結婚を代償にカースンらを無事に港まで送ることを約束した。ところが国境で警備隊のキャンプに出会い壮烈な死闘となりトライフォンは殺され、カースンらは九死に一生を得た。ようやく一行は安全なギリシア国境まで来た。ところが先廻りして待っていた赤軍警備隊に再び捕まえられた。しかも、警備隊の隊長は意外にも仲間の筈のステンドオであった。しかしステンドオはカースンとの友情から、巧みに警備の部下を欺き、折からきた快速艇によって一同を脱出させ、自らも逃れた。カースンとトレイシーは固く結ばれた。

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