凸凹海賊船

劇場公開日:

解説

「真夏の曲線美」のアレックス・ゴットリーブが製作し、「凸凹火星探検」のチャールズ・ラモントが監督した色彩(スーパー・シネカラー)の凸凹喜劇1952年作品。脚本はハワード・ディムスデイルと凸凹喜劇専門のジョン・グラント、撮影は「君去りし後」のスタンリー・コルテス、音楽はラオール・クロウシャーの担当。バッド・アボット、ルー・コステロ(「凸凹火星探検」)をめぐって、チャールズ・ロートン(「人生模様」)、歌手のフラン・ウォレンとビル・シャーリイ、ヒラリー・ブルックが助演する。

1952年製作/アメリカ
原題:Abbott and Costello Meet Captain Kidd
配給:大映洋画部
劇場公開日:1954年2月

ストーリー

海賊キッド(チャールズ・ロートン)は、トーテュガ島の酒場“ 生首亭”で女海賊ボニー(ヒラリー・ブルック)と会見した。ボニーは、キッドの船が自分の縄張りを荒したので、獲得の分前を要求したのである。その酒場にはロッキー(バッド・アボット)とオリヴァ(ルー・コステロ)という、2人の米国人が帰国の旅費を稼いで皿洗いとして働いていた。2人はジェーン姫から酒場の美男歌手ブルースに宛てた恋文を預かっていた。オリヴァは、キッドとボニーの会談の席に給仕に行き、騒ぎにとりまぎれて、キッドの持っていた宝島の地図とジェーン姫の恋文とを取りちがえてしまった。キッドはボニーの勢力が強いことを知っていたので彼女の要求を入れ、さて地図を開いてみると恋文だったので一騒動。そこへロッキーとオリヴァが英国士官の服を着込んでキッドに会見を申し込み、地図をたてに宝の分前を要求した。キッドは2人の正体を見破ったが、しぶしぶ彼らを仲間に加えた。2人は海賊船に乗り込むため港に向かう途中、ブルースに会い、恋文を渡したつもりで、またも間違って地図を渡してしまった。いぶかったブルースが、キッドの船にオリヴァをたずねると、船では丁度船員が足りなくて困っていたところなので、無理矢理に彼は船にひきとどめられた。出航するとキッドは、ロッキーとオリヴァを牢に叩き込んだが、ボニーは2人を助け出し、機嫌をとって何とか地図を手に入れようと企んだ。2人は、やっとブルースに会い、地図を返してもらって、恋文を手渡した。やがて、キッドの船は通りがかりの英国商船を襲い、乗客の中にいたジェーン姫を捕虜にした。オリヴァは姫の命を助けたい一心で、キッドに地図を渡し、その後でロッキーと一緒にまた地図を盗み出そうとした。ところがキッドに見つかり、慌てたオリヴァは、地図を呑みこんだ。オリヴァが地図を細かく覚えているということで、2人は宝を掘り出すまで殺されないことになった。宝島に着いた一同は、それぞれお互いを出しぬこうと張り合ったが、ボニーがオリヴァに惚れ込んだため、形勢は一変、遂にオリヴァはキッドを退治して、一船の主となった。

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