因果応報

解説

フランセス・ニモ・グリーン女史原作の小説をジャック・カニンガム氏が脚色し、「一ドル男」「野天の男」等の監督アーネスト・C・ワード氏が監督したロバート・ブラントン映画で、真の意味でのオール・スター出演映画である。地方検事はロイ・スチュアート氏。デアーはフリッツィー・ブルネット嬢。ローンがジョセフ・J・ダウリング氏。その他ジョージ・フィッシャー氏、マーク・フェントン氏その他が出演している。ニュース誌は『ここ数年間に製作せられたミステリー・ドラマの中で最も優れたものの1つである。最初の場面から最終に至るまで観客の興味を引きつけるべき要素の全てを蓄えている。』と言っている。

1920年製作/アメリカ
原題:The Devil to Pay

ストーリー

銀行家にして政治家のブレント・ウォーレンは自分の悪事を隠すため出納係のハークネスを殺し、共謀者のジョージ・ローンを私刑に処せしめた。ローンの死骸は妻に引き渡された後老練な医師の手当てによって、不思議や息を吹き返した。そして裏切り者ウォーレンに復讐を誓う。地方検事カレン・グラントはウォーレンの許婚デアー・キーリングとかつては恋仲であったが、ふとしたことの争いから、娘はウォーレンの申し出を許したのであった。グラントはウォーレンの犯罪に対する証拠を得て、彼を公判廷に引き出した。ウォーレンの旗色は良かったのであるが、死から甦ったローンが現れるに及びウォーレンはついに逃がるべからずを知って自殺する。検事とデアーとの恋は復活する。

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