血ぬられし欲情

劇場公開日:

解説

「摩天楼」のヘンリー・ブランクが1952年に製作した活劇でポール・I・ウェルマンの原作小説を「モンタナ(1950)」のジェームズ・R・ウェッブが脚色、「拳銃無宿」のゴードン・ダグラスが監督した。撮影は「地球最後の日」のジョン・サイツ、音楽は「遠い太鼓」のマックス・スタイナーである。主演は「烙印」のアラン・ラッドと「ダニー・ケイの牛乳屋」のヴァージニア・メイヨで、「最後の無法者」のジョセフ・カレイア、フィリス・カーク、アルフ・シェーリン、ダグラス・ディックが助演。

1952年製作/110分/アメリカ
原題:The Iron Mistress
劇場公開日:1953年3月7日

ストーリー

1825年、ジム・ボウイ(アラン・ラッド)は材木を売るためにルイジアナの未開地からニュー・オーリンズを訪れ、そこで逢ったジュダロン(ヴァージニア・メイヨ)の美貌に魅せられてしまった。決闘を挑んだライバルを倒した彼は、財産を得て彼女と結婚しようとして賭博師と組んで競馬に自分の馬を出し恋仇のモレノの持馬には勝ったが、ジュダロンはすでにフィリップという男と結婚していた。競馬に負けたモレノは待ち伏せしてジムを殺そうとしたがジムの“ボウイ・ナイフ”によって命を失った。しかしジムも賭博師の罠にかかってナイフを失い瀕死の重傷を負い、ちょうど通りかかったユルスラの看護で一命をとりとめた。ジムは彼女に求婚したが、彼女はジムの本心をはかりかねて断った。商用で出かけたジムはミズーリ河の渡船で偶然ジュダロンとフィリップにあった。一方依然ジムをつけ狙っていた賭博師は3人を待ち伏せ奪ったナイフを投げつけたが一瞬早くフィリップのピストルが賭博師をたおし、手もとの狂ったナイフはフィリップの命を奪ってしまった。ジュダロンはかわらぬ好意をジムに告げたが、彼はひとり、ユルスラのもとへ去っていった。

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