超速大陸争覇

解説

「湾岸警備船」のジョン・ウェインが主演する映画で、ハーマン・ボクサーの原作をスコット・ダーリングが脚色、アーサー・ルービンが監督に当たり、ハリー・ニューマンが撮影した。助演は「我が家の誇り」のルイズ・レティマーを始め、「結婚設計図」のロバート・マクウェード、「黒地獄」のタリー・マーシャル、「市街戦」のセオドア・フォン・エルツ等である。

1937年製作/アメリカ
原題:California Straight Ahead

ストーリー

バスの運転手ビフ・スミスは町の人気者であったが、恋人メリービフに彼女の兄チャーリーと協力してトラック運送業をやるように勧めていた。ある時チャーリーは商売仇バデュラに邪魔をされ車は運転不能に陥った。ビフは会社のバスを利用して彼の急場を救った。メリイは故意にバス会社へ密告してビフをクビにさせ、望み通り彼をチャーリーと同業者にした。ある日ビフはバデュラに仕返しをしようと大乱闘になり警察に拘留される。この間にチャーリーはビフに代わって爆薬輸送のトラックを運転した。バデュラは運転手をビフと思い込みトラックを妨害したので、そのためチャーリーは爆死してしまった。メリー一家はビフをウランで町を立去った。職を失ったビフは拘留で知り合いになった魚商マッコウクルと合回で鮮魚運搬をしていたが、ふとしたことからコリガン・トラック会社の社長に認められて入社した。シカゴのS・E・P貨物鉄道はこと毎にコリガン社に悪意を示すので、ビフは詰問に行ったところ、そこの支配人はかつて町でメリーに求愛していたギフォードだった。彼はメリーの愛を得るため彼女を秘書にしていたが、ビフには彼女の居所は知らさなかった。その頃飛行機材料会社からロサンゼルスまで四日間に貨物輸送を依頼して来たが、S・E・Pはこの降雨期にそれは不可能だと引き受けなかった。これを洩れ聞いたビフはコリガンに秘してその契約を取った。ギフォードも意地から仕事を引き受けたので、ここに鉄道とトラックの猛烈な競争が始まる。吹雪の中、両者の争は激しかったが形勢はトラックに有利である。これを知ったギフォードはバデュラとメリーと共に車で先廻りせんとする途中、車は転覆しバデュラは一切を告白して死んだ。かくてビフは競争に勝った上メリーを腕に抱いた。

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スタッフ・キャスト

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