ダグラスの世界一周

解説

先般来朝したダグラス・フェアバンクスとヴィクター・フレミング一行の各国漫遊記録を編集したもので撮影は同行のヘンリー・シャープ、編集はフレミングが当たっている。

1931年製作/80分/アメリカ
原題:Around the World in 80 Minuites with Douglas Fairbanks

ストーリー

ダグラス・フェアバンクスは監督のヴィクター・フレミングと撮影技師のヘンリー・シャープ及びヴァレーのチャック・ルイズを同伴、世界一周旅行の途に就きます。まず振出に布哇へ渡ってホノルルの街を見物し、それから布哇の気分を満喫してから日本に向かいます。モダン日本の姿に吃驚すると共に、日本風俗新旧の比較などに打ち興じ、早川雪洲、上山草人などの知己と親交を温めて、ゴルフリンクでは三井夫人の技柄三嘆します。それから日本に別れを告げて香港に渡りそこを見物して北京に行きます。中国の状況を見学してから、ダグラスは名優梅蘭芳に大歓迎されます。さて中国見物を終わって米領マニラに向かい、ここで西班牙系の偉人アギナルド将軍に会います。それからアング・コールへ向かいカンボジア人の奇習をカメラに収めました。こんどは更にシャムに向かいます。まずバンコックを見物し、神象を知ります。ついで蛇屋敷を覗いてから、シャム王の歓迎宴に望みます。シャムの拳闘が面白いというのでこれも撮影し、シャムの奇妙な踊りを記録しました。その後、タジ・マアル景に酔ってからインドの聖河ガンジスを見物し、インド人の宗教生活を一瞥し、続いて井戸飛び業の冒険に一驚を喫します。ダグラス一行はインドのマハラジャの好意により大狩猟隊を組織して奥地の密林へ分け入り猛獣狩を催し、巨大な豹を射止めます。ダグラスのついに旅行にはだいぶ疲れたと言うので「バグダッドの盗賊」に使った魔法の絨毯の知恵を借りて、一行、一分3000里の速力で空中から欧州各地を見物して出発地ハリウッドへ戻ることにしました。

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