大地震(1923)

解説

「狼の血」を完成してからロン・チャニー氏がユ社の為に作ったジウエル映画で、監督は永くウィリアム・エス・ハート氏の作品を監督していたランバート・ヒルヤー氏である。相手役して「嵐」以来お馴染のヴァージニア・ヴァリ嬢が出演する。1906年の桑港大地震を取り入れた暗黒街の物語である。

1923年製作/アメリカ
原題:The Shock

ストーリー

桑港暗黒街の女王として羽振りを利かせているアンの手下にウィルス・ディリングという足の不自由な男がいた。アンはかつて自分を弄んだハドリーという男に復讐をする為、ウイルスをハドリーが今銀行の頭取をしているフォールブルックの街へ遣わしたが、彼はハドリーの娘ガートルードの純真さに感化されて正しい道を歩まんと決心するに至り、ハドリーの難を救い、又桑港で中国街に誘拐されたガートルードを救おうとしたが、力及ばず、彼女に教えられた神に祈りを捧げた時、天も感応ましましけん、天地を覆す大地震は突如起こって、悪人一味は全滅し、ウイルスは傷ける身体をガートルードの温かき看護に癒し、風清き金門湾頭2人は終生の誓いを交わした。

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