底抜け男性No.1

劇場公開日:

解説

「底抜け00の男」のジェリー・ルイスが、ビル・リッチモンドの協力を得てシナリオを執筆、自ら製作・監督したスラップスティック・コメディ。撮影は「底抜け00の男」のW・ウォレス・ケリー、音楽はピート・キングが担当した。出演はジェリー・ルイスが7役を演じるほか、少女歌手のドナ・バタワース、「賭場荒らし」のセバスチャン・キャボット・ジェリーの息子、ゲーリー・ルイス(特出)、ほかにジーン・ベイロス、ミルトン・フロームなど。

1965年製作/アメリカ
原題:The Family Jewels
配給:パラマウント
劇場公開日:1965年12月21日

ストーリー

ウィラード(ジェリー・ルイス)は孤児の少女ドナ(ドナ・バタワース)の運転手でボディ・ガードもつとめている。ドナの父の実業家が死んで、9歳のドナが3千万ドルの遺産を継いでいた。遺書にはドナの6人のおじさんを訪ね、誰が新しい「父」になるかをすぐ決めなければならないことになっていた。サーカスのエバレット、渡し船の船長ジェイムス、飛行士エディ、商業カメラマンのジュリアス、私立探偵のシャイロック、ギャングの“トンチキ”の6人(いずれもジェリー・ルイス)。まずサーカスを訪ねるが、エバレットは人生に失望したひねくれもの。次の船長は海の冒険を話してくれた。父として申し分ない。次のジュリアスはファッション・モデルを相手にテンテコマイ。父の資格なし。それからパイロットのエディはボロの飛行機に夢中、父にするのは危険だと考えた。残りはシャイロックと行方のわからない“とんちき”だけ。ウィラードはここで大失敗を演じた。ドナを待たせておいてシャイロックと話しているすきにドナをひそかに後をつけた3千万ドルを狙う“とんちき”おじさんにさらわれたのだ。身代金を要求しようというのだ。ウィラードは弁護士や空軍部隊にまで援助をたのみ、やっと救いだした。ドナはどのおじさんを「父」に選ぶか、決める時がきた。そして、いちばん心配してくれるウィラードおじさんにすることにした。

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