世間の男女

解説

スペインの詩に基づいてチャールズ・フレデリック・ナードリンジャーが原作を書き、フランセス・マリオンが脚色し、ロバート・G・ヴィニョーラが監督したものである。アルマ・ルーベンス、モンタギュー・ラヴ、ガストン・グラス、ペドロ・デ・コルドヴァらの腕利きが主役を演じている。

1920年製作/アメリカ
原題:The World and His Wife

ストーリー

ドン・ジュリアンとその妻テオドラの平和な家庭へエルネストという青年が奇遇することになる。世間の評判は五月蝿いもので、ドン・アルヴァレスという男らは勝手な想像を事実らしく言いふらして、遂には病身のジュリアンをして妻とエルネストとの仲を疑わせるに至る。清い友情以上に何物もない2人は、自分らの行為が果たして罪であったかどうかに思い惑う。こうして実際生活に触れた劇が展開されていく。人間同志の信頼と尊敬を基とした熱情的な劇である。

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