生と戦う女

解説

チャールズ・G・ノリス氏作の小説に基づきレノア・コフィー女史とアルパート・レウィン氏とが脚色し「さすらいの人々」「フランダースの少年」等と同じくヴィクター・シェルツィンゲル氏が監督したもので「さすらいの人々」「女房征服」等出演のメイ・ブッシュ嬢が主演し、相手役は「練獄の花」「舞姫ニノン」等出演のロバート・フレイザー氏で「燃ゆる砂」等出演のワンダ・ホウリー嬢や「氷原の雄叫び」等出演のパット・オマリー氏を始めホバート・ボスウォース氏、マートル・ステッドマン嬢、ワード・クレーン氏等が助演。

1924年製作/アメリカ
原題:Bread

ストーリー

ジャネットとアリスとは父を失って後は母が音楽教授をして高等学校にも通わせてくれたが貧乏故に友達に侮られるのに堪えられずジャネットはコーリー出版会社に勤め社長コーリー氏の秘書となった。販売人のマーティン・デヴリンは彼女に恋した。ジャネットの妹アリスは貧乏な若者ローイに想われた。コーリー夫人がジャネットと夫との間柄を疑い離婚訴訟を起すに及んでジャネットはマーティンと結婚した。彼らの結婚生活はジャネットが避けたいと考えていたものであった。マーティンは酒に親しんで家計は乱れ勝ちであった。彼は遂に貯金箱にも手をつけた。ジャネットは別居して自活しようと決心した。彼女はコーリー夫人の誤解もとけたので再びコーリーの秘書となった。数年後彼女は高級社員となり又マーティンも自動車販売主任となった。彼らはお互いに和解したいと思っていた。アリスとローイとは貧しい結婚生活を続けていたが2人の子供は彼らの家庭を幸福にした。ローイは貯金でフォードをマーティンの手から買った。そして偶然にもローイの家で子供に戯れているジャネットに会いお互にバツの悪い思いをしたがもともと嫌い合った仲ではないのでジャネットはマーティンの腕に抱かれた。

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